

米ニューメキシコ州ソコロに生まれ、Lettuceというファンクバンドにも在籍していたジェフ・バスカーがプロデュースワークを始めたのは2000年代に入ってからのこと。アリシア・キーズやラナ・デル・レイ、また、気鋭のインディーロックバンド、FUN.のアルバム『Some Nights』にソウルフレイバーを注入し、さらにはザ・ローリング・ストーンズのような大御所など、幅広く作品を手掛ける。もちろん、その頂点にはブルーノ・マーズやマーク・ロンソンとの共作(「Uptown Funk」や「Locked Out of Heaven」)が輝くが、どの曲からも彼のスーパープロデューサーたる所以がうかがえるだろう。