ジョン・コルトレーン
ジョン・コルトレーン

ジョン・コルトレーン

ジョン・コルトレーンについて

ジャズ・サックス奏者ジョン・コルトレーンはいまだ比類なき影響力を放っている。1926年ノースカロライナ州ハムレットに生まれた彼は1946年に海軍を退役後、フィラデルフィアで彗星(すいせい)のごとく脚光を浴びた。彼はモードジャズやフリージャズの生みの親と評される一方、内面をあぶりだすスタイルと精神世界の追求で他のミュージシャンと一線を画していた。

セルフタイトルのソロアルバムを録音したのは1957年だったが、彼の才能はトランペット奏者マイルス・デイヴィスやピアニストのセロニアス・モンクのバンドにおける演奏でも輝きを放った。コード音を敷き詰めるように高速スピードで展開するコルトレーンの即興奏法は、評論家アイラ・ギトラーをして「シーツ・オブ・サウンド(音の洪水)」と言わしめた。次から次へと押し寄せる怒涛(どとう)の洪水のように音をほとばしらせるコルトレーンの技は、1960年の『Giant Steps』で存分に発揮され、新たな境地に達した。1961年にはピアニストのマッコイ・タイナー、ベーシストのスティーヴ・デイヴィス、ドラマーのエルヴィン・ジョーンズとカルテットを組み、モードジャズの決定版『My Favorite Things』をリリース。同年にAtlanticからImpulse! Recordsへ移籍し、インドの伝統音楽やニューヨークに根付くフリージャズに傾倒していった。

コルトレーンはその後6年にわたって精力的に活動し、自ら率いるバンドやエリック・ドルフィー、ファラオ・サンダースといった共演者らと刺激的な関係を築いた。また、神性の追求を組曲という構成で表現して世間を驚かせた1965年の傑作『A Love Supreme』を筆頭に、作曲の常識を超えた即興重視のアルバムを次々とリリースした。コルトレーンのこうした探究は、40歳の時にがんで倒れるまで続いたのだった。

  • 出身地
    Hamlet, NC
  • 生年月日
    1926年9月23日

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