

2024年に26歳を迎える長谷川白紙は、緻密なサウンドメイキングで常にリスナーを驚かせている。7月には、自身のセカンドアルバムであり、ロサンゼルスの人気レーベル、Brainfeederと契約後初となるアルバム『魔法学校』をリリース。「一つの音響を発する一つの身体という一元的なつながりをかく乱し、ぼやかすことが最終目標でした」と長谷川がApple Musicに語った本作には、サウンドを細部にわたり分解、解析、加工し、再構築して生み出された楽曲の数々が収録され、私たちに音楽の本質を感じさせてくれる。そんな長谷川白紙の作品をはじめ、オルタナティブな感性が宿る音楽が多く生まれた2024年。この一年を彩ったさまざまなアーティストたちによる楽曲の数々を振り返ろう。