COMPLEX

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  • COMPLEX (Remastered 2012)

ライブアルバム

COMPLEXについて

COMPLEXは日本の音楽史上に残る、伝説的なロックユニットだと言える。なぜなら、吉川晃司(Vo)と布袋寅泰(G)という偉大なアーティスト同士が組んだ奇跡と彼らが残した影響の大きさに対し、活動期間は短く、その音楽をリアルタイムで楽しめたファンは極端に限られるからだ。COMPLEXのデビューはシングル「BE MY BABY」のリリース日である1989年4月で、最後のライブとなった東京ドーム公演が行われたのは翌1990年11月と、表立った活動は2年にも満たない。当初はソロシンガーとして次の段階を模索していた吉川と、BOØWYの解散後のソロ活動を始めたばかりだった布袋のタッグが大いに話題となった。音楽的には布袋が掲げていたデジタルサウンドと吉川のボーカルが最高のブレンドを見せており、「1990」(1990年)を含め発表したシングル2曲、そして『COMPLEX』(1989年)と『ROMANTIC 1990』(1990年)の2作のオリジナルアルバムはいずれも当時のセールスチャートの首位に輝くなど、人気の面も圧倒的だった。しかし、活動を続ける中で両者の方向性に違いが生じ、活動休止へと発展。その後の長い間、新たな動きは見られなかったが、2011年の7月、東日本大震災の復興を支援するチャリティーライブ、“日本一心”で2日間だけCOMPLEXが再結成された。当時のファンも、後から彼らを追いかけたファンもこの2度目の奇跡に喜んだ。また、吉川も布袋もそれぞれのソロの場でCOMPLEXの曲を演奏することがあるが、2人揃っての恒久的な活動の兆しは未だ見られない。こうした事実のすべてが、なおのことCOMPLEXが伝説的な存在であると認知させるのである。

ジャンル
ロック

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