- パラシュートが落ちた夏 · 1984年
- LA VIE EN ROSE · 1984年
- BEST BEST BEST 1984-1988 · 2005年
- SINGLES+ · 2014年
- A-LA-BA・LA-M-BA · 1987年
- BEST BEST BEST 1984-1988 · 2005年
- Cloudy Heart · 2007年
- SINGLES+ · 1996年
- BEST BEST BEST 1984-1988 · 2005年
- BEST BEST BEST 1984-1988 · 2005年
- MODERN TIME · 1986年
- SINGLES+ · 2014年
- BEST BEST BEST 1984-1988 · 2005年
必聴アルバム
- 1984年リリースのセカンドアルバム。大沢誉志幸、原田真二、NOBODY、伊藤銀次といった華々しいコンポーザー陣を迎え、ジャケット写真のようなアーバンなリゾート風味を堪能できる一枚。アレンジャーの大村雅朗とプログラマーの松武秀樹コンビによるきらびやかなシンセサイザーやダンサブルなリズムワークに、しゃくりあげるような彼のヴォーカリゼーションがうまくまとめられ、爽快なニューウェーブ風シティポップに仕上がっている。アップビートの"No No サーキュレーション"からのオープニングに続く大ヒットした名曲"LA VIE EN ROSE"、セカンドシングル"サヨナラは八月のララバイ"や"ポラロイドの夏"、"グッド ラック チャーム"などメロディックな佳曲もたっぷり。アイドルとして鮮烈なデビューをしながらも、歌謡曲とアーティスティックなロックの両方をまたぐユニークな存在感を発揮していく彼の真髄をここで聴くことができる。
- 2013年
- 2007年
- 2007年
アーティストプレイリスト
- 1980年代に登場した規格外のアイドルは挑戦と切磋琢磨をくり返し、リアルな音楽を手に入れた。
シングル&EP
- 2014年
ベストアルバム、その他
- 2022年
吉川晃司について
最高のボーカリストの一人であり、最高のロックスターの一人。一般的には俳優としても知られる吉川晃司だが、真骨頂を発揮するのはやはりシンガーである時だろう。その強烈な存在感とかっこ良さは万人が認めるところである。学生時代に水球選手として活躍した彼は、1984年、18歳で「モニカ」でデビューした当初から堂々とした肉体美を持ち、歌いながら派手なアクションを見せてきた。テレビ出演や幾多のコンサートでパフォーマーとして鍛えられながらキャリアを積み上げ、「サヨナラは八月のララバイ」「LA VIE EN ROSE」(以上1984年)、「You Gotta Chance~ダンスで夏を抱きしめて~」「にくまれそうなNEWフェイス」(以上1985年)、「せつなさを殺せない」(1992年)など多数のヒット曲を放つ。1988年から足掛け3年の間に布袋寅泰とのロックユニット、COMPLEXの活動があったのも特筆すべき出来事だ。自らがロックスターであると自覚する吉川はプロデューサー的な視点も併せ持っていて、それが端的に表れたのがシンバルキックである。彼のライブには世代や性別を超えた聴衆が集まるが、その誰もが固唾をのんで見つめるこのアクションはコンサートの山場に設定されており、身体を張って全力で立ち向かうこの人らしさが集約されている。曲がったことが大嫌いで、やせ我慢をしてでも自分を貫き、ストイックな生活によって年齢を重ねても引き締まった体を保つ。そんな吉川だからこそ盛り上がるシーンなのである。また彼は広島出身の被爆二世であることを明かし、平和への願いを公にする人間としての一面も持つ。真っすぐな性格で、時に不器用さも顔をのぞかせるが、そこも含めて吉川が硬派の、そして最高のロックシンガーの一人である事実は揺らぎようがない。
- 出身地
- Japan
- 生年月日
- 1965年8月18日
- ジャンル
- ロック