バイエルン放送交響楽団

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バイエルン放送交響楽団について

あまたあるオーケストラの中で、放送局傘下の楽団が世界最高峰の一角を成すものとして評価されることはまれだ。しかしバイエルン放送交響楽団(以下BRSO)は、イギリスのグラモフォン誌が2008年の12月に発表した“世界の偉大なオーケストラ20”の上位にランクインされた。この20選に入った放送局のオーケストラはBRSOのみだ。BRSOはバイエルン放送のバックアップの下、初代首席指揮者のオイゲン・ヨッフムによって創設された。以降、ヨッフムの後を継いだラファエル・クーベリック、サー・コリン・デイヴィス、ロリン・マゼール、マリス・ヤンソンスの指揮の下、コンサートとレコーディングの両面で高いクオリティを発揮し、一貫して高い評価を得ている。2023年にはサイモン・ラトルが首席指揮者に就任。また、これまでホームグラウンドとしてきた老朽化が進んでいるヘラクレス・ザールと、音響に難があるフィルハーモニー・アム・ガスタイクに代わって、新たに建築されたホールを本拠地とすることも決まっている。BRSOの中央ヨーロッパのオーケストラらしいサウンドは、ロマン派のレパートリーのみならず、20世紀や21世紀の音楽を奏でるにも理想的な響きを持っており、もちろんそれはレコーディングにも生かされている。現在、バイエルン放送の自社レーベルから新しい録音やアーカイブが次々とリリースされており、近年ではアンドリス・ネルソンス指揮のドヴォルザーク『交響曲第9番「新世界より」』(1893年)、ベルナルト・ハイティンク指揮のベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』(1823年)とマーラー『交響曲第3番ニ短調』(1896年)、ヤンソンス指揮のブルックナー『交響曲第8番』(1887年)、ショスタコーヴィチ『交響曲第10番』(1953年)、『合唱交響曲 『鐘』』(1913年)などのアルバムが数々の賞に輝いている。

出身地
Munich, Germany
結成
1949年
ジャンル
クラシック