最新リリース

- 2025年7月18日
- 17曲

- 癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz (和合治久監修) · 1993年

- ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》 / シューベルト:交響曲第5番 · 1995年
必聴アルバム
- リヒャルト・ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指輪』の4部作すべてを録音するという偉業を成し遂げた、サー・ゲオルグ・ショルティによる決定版。管弦楽はウィーン・フィルハーモニー。ショルティの溌剌(はつらつ)としたパワーはウィーン・フィルを奮い立たせ、声楽陣を鮮やかに引き立てる。そのエネルギーは15時間におよぶ大作全体に行き渡る。独唱者はワーグナーを得意とする名歌手がそろい、「ラインの黄金」でのグスタフ・ナイトリンガー、「ワルキューレ」でのジェームズ・キング、「神々の黄昏」でのビルギット・ニルソン、ヴォルフガング・ヴィントガッセン、フィッシャー・ディースカウなど、錚々(そうそう)たる顔ぶれ。録音は、1958年から1965年にかけて全曲がスタジオ収録されており、適材適所を意識した音響のすばらしさからも、聴く楽劇の制作にこだわった制作サイドの意識の高さが感じられる。このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。
- 本作は疑うべくもなく史上最高の録音作品の一つであり、レコーディング当時と変わらず現在も強い説得力をもってリスナーの心に響いてくる。1975年にこのアルバムがレコード店に並ぶや否や、その際立って素晴らしい内容に対して称賛の嵐が吹き荒れたのも当然だろう。偉大な指揮者エーリヒ・クライバーの息子でもあるカルロス・クライバーは、本作によって希代の才能を持つ音楽家としての評価を確かなものとした。誰よりもスコアを知り尽くし、楽曲にすっかり慣れているオーケストラからみずみずしく新鮮な響きを引き出すことは全ての指揮者が苦心するポイントだが、クライバーはそれを見事にやってのけている。演奏は最初の小節からはじけるような輝きを見せ、大きく波打つように進行していくが、同時にしっかりと制御されている。その様はまるで魔法だ。『第7番』においても『第5番』と同じように、とてつもないエネルギーを放つ、驚くほど優れた演奏を聴くことができる。
- 音楽史きっての大天才、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)は、35歳の若さで他界するまでに数多くの交響曲、オペラ、室内楽を世に残した。11歳で初めてピアノ協奏曲を作曲したモーツァルトは、1785年に自身の作品の中で最も有名となる二つの協奏曲、“ピアノ協奏曲第20番(Piano Concerto No. 20)” と “ピアノ協奏曲第21番(Piano Concerto No. 21)” を作曲した。オーストリア出身のピアニスト、フリードリヒ・グルダはこの二つの協奏曲を明確に解釈し、厳格なリズムの精密さと、ウィーンの詩的で切ない雰囲気を醸し出すことに成功した。1974年と1975年に収録されたこの二つの演奏には、クラウディオ・アバドが指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が加わり、過去最高の出来映えと称される作品に仕上がっている。
参加作品
- ヘルベルト・フォン・カラヤン, フィルハーモニア管弦楽団 & ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団について
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(以下ウィーン・フィル)は、1933年にクレメンス・クラウスが去って以来、首席指揮者を置かない姿勢を貫いている。これは世界的な名門オーケストラとしては珍しいことだ。その代わりに、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ブルーノ・ワルター、ヘルベルト・フォン・カラヤンといった著名な客演指揮者たちを次々と起用し、彼らと共に磨き上げた美しいサウンド、そして極めて高い表現力と演奏技術によって、最上級の評価を得てきたのである。ウィーン・フィルは、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバー によって1842年に設立され、当初から自治機関であった。その歴史の初期にブラームスやブルックナーの交響曲を初演したこのオーケストラは、今日まで、ドイツ・オーストリア音楽の演奏においてトップの熟練度を誇っている。1939年にスタートしたウィーンでのニューイヤー・コンサートはテレビで中継されるようになって以来、世界中の何百万人ものオーディエンスを魅了するイベントとなっている。一方では、第2次世界大戦中のナチスとの関係や、初めて女性の演奏家が入団したのが1990年代も終盤に差し掛かってからだったことなどが論争の的になっているが、ウィーン・フィルはライブパフォーマンスや数多くのスタジオレコーディングにおいて、高い品格と洗練された雰囲気を示しており、世界のオーケストラにとっての規範であり続けている。
- 出身地
- Vienna, Austria
- 結成
- 1842年
- ジャンル
- クラシック