- Who's Next (Deluxe Edition) · 1971年
- Maximum As & Bs - The Complete Singles · 1966年
- 20th Century Masters: The Millennium Collection: Best Of The Who · 1969年
- Who's Next (Bonus Track Version) · 1971年
- The Who Hits 50! (Deluxe Edition) · 1965年
- My Generation (Stereo Version) [Deluxe Version] · 1965年
- Who Are You (Bonus Track Version) · 1978年
- The Who Hits 50! (Deluxe Edition) · 1965年
- My Generation (Mono Version) [Deluxe Version] · 1964年
- Quadrophenia (Deluxe Version) · 1973年
- Maximum As & Bs - The Complete Singles · 1967年
- Who's Next (Bonus Track Version) · 1971年
- Who’s Next : Life House (Super Deluxe) · 1971年
必聴アルバム
- 『Tommy』に続くロックオペラ第2作。全曲のソングライティングをギタリストのピート・タウンゼントが担当し、モッズ少年であるジミーの姿を描いたストーリーを軸に展開していく。前作『Who’s Next』に引き続きシンセサイザーを導入し、さらに実際に録音してきた波の音など自然の効果音も大々的にフィーチャーするなど、いっそう凝ったサウンドプロダクションに取り組んでいる。当時、2枚組で80分を超える大作ながら、全英、全米ともにチャート2位を記録する成功を収めた。また、アルバムのリリースから6年後に公開された、本作を原作とする映画『さらば青春の光』も、単なるモッズ文化の記録にとどまらず、ロック映画として高い評価を受ける名作だ。
- 1969年に発表されたザ・フーの代表作で、世界で初めてロックオペラを確立したアルバムとして知られている。ピート・タウンゼントによって生み出され、2枚組のボリュームで繰り広げられる、三重苦の少年トミーを描いた物語は、オリジナルのレコードだけにとどまらず、ケン・ラッセルが監督した映画やブロードウェイでのミュージカル版などにまで拡大・発展していった。この作品によって独自の深い世界観を提示した彼らは、ロックの歴史に残るバンドとして決定的な評価を得る。ワイト島フェスティバル出演時も含め、当時のライブでは、ほとんど全曲が演奏されていた。シングルカットされた「ピンボールの魔術師」は、全英チャートで4位まで上昇。
アーティストプレイリスト
- ロックの衝動性とダイナミズムを兼ね備えたモンスターバンド。
- ブリティッシュロックの進化とその軌跡を巡ることが出来るザ・フーの楽曲。
- イギリスのロックバンドの爆発的なサウンドに影響を与えたミュージシャンを紹介。
- Zaneがザ・フーのリイシュー『The Who Sell Out』についてインタビュー。
シングル&EP
ベストアルバム、その他
- 1987年
- 1985年
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ザ・フーについて
ザ・フーを早くから追いかけたファンを待ち受けていたのは、長く、波乱万丈な旅だった。The Detoursやハイ・ナンバーズとして短期間活動した後、リードシンガーのロジャー・ダルトリー、ベーシストのジョン・エントウィッスル、ギタリストのピート・タウンゼント(全員ウェストロンドンの学友だった)、そしてドラマーのキース・ムーンは、1964年にザ・フーとしてデビューシングル「I Can’t Explain」をリリースした。ポップアートとR&Bを合体させた奇襲攻撃隊のようなバンドは、間もなくロック界随一のダイナミックなライブバンドへと成長する。「My Generation」(1964年)、「Substitute」(1965年)、「I Can See for Miles」(1967年)など、フィードバックとディストーションの神にささげられたかのような、強烈なギターとドラムサウンドのヒットシングルを次々とリリースした。それはおそらく、ライブ後にホテルの部屋を破壊するというザ・フーの前代未聞の行動の前触れだったのかもしれない。1970年の『Live at Leeds』では最初から最後までバンドの動的な魔力が荒れ狂い、ダルトリーの労働者階級らしい自信たっぷりな態度とタウンゼントのウィンドミル奏法が放つパワーコードが、エントウィッスルのひそやかな妙技とムーンの取りつかれたようにパーカッシブなリズムセクションの上で揺れ動いていた。そして、彼らのスタジオアルバムにおいては、ライブに劣らない威勢の良さだけでなく、より一層の洗練が感じられた。タウンゼントの精神性が反映された『Tommy』は1969年にロックオペラをメインストリームに押し上げ、モッズムーブメントのルーツを見つめ返した1973年の『Quadrophenia』はバンドを21世紀へ送り込むことになる傑作となった。1975年の『The Who By Numbers』のように、タウンゼントのこの頃の全盛期の音楽には、幻滅と憂鬱にあおられたものが多かったが、その後1978年にムーンの急逝という悲劇が起こる。5年後にタウンゼントがバンドを解散させたものの、結局1989年に結成25周年に合わせて再結成することになり、ピートの不安をよそにショーは続いていかねばならなかった。そしてエントウィッスルは2002年のアメリカツアーが始まる前夜に亡くなったが、ダルトリーとタウンゼントはエントウィッスルの息子の励ましもあって、代役を立ててツアーを敢行した。ザ・フーが「年を取る前に死にたい」と宣言してから半世紀以上が経った2019年、バンドは激しいサウンドで老いたロックスターの運命に思いをはせるアルバム『Who』をリリースした。
- 出身地
- London, England
- 結成
- 1964年2月
- ジャンル
- ロック