UKシーンにネオアコースティックのブームをもたらしたデビューアルバムから2年、彼らにとって早くも転機となったセカンド。フォーキーで素朴な響きが印象的だった前作のギターから一転、本作では思い切りのいいストロークを生かし、広大なライブ会場の隅々まで響き渡るギターワークへと進化し、そこから"Politik"のようなU2を彷彿させるエモーショナルなエピックチューンが生まれている。また、Chris Martinのピアノは前作以上に精緻を極め、"Clocks"のイントロはコールドプレイの数多の楽曲にあって最も有名なピアノリフの一つとなった。結果、前作を遥かに凌ぐ成功を収めた本作はアメリカでも大ブレイク、彼らが世界的バンドへと上り詰めるきっかけとなった。
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