

1985年にイタリアのジェノバで開催されたジャパン・アヴァンギャルド・オブ・ザ・フューチャー展に出品されたインスタレーション「自然に棲息する音」のために制作された音源を収録したアルバム。会場では13体のオブジェから、それぞれの曲がエンドレステープを使って再生されたという。大半の楽曲が書き下ろしだが、"The Endless Talking (終りのないおしゃべり)"は、店内BGM用に作られた曲のリメイク。多忙を極める中での制作依頼だったため、通常のレコーディングで使われるマルチトラックレコーダーではなく、2トラックのマスターレコーダーへの一発録音を敢行したという異色作。そのためか、得意のシンセサイザーやサンプラーのサウンドがより生々しい印象をまとっている。