

"トロピカル3部作"と呼ばれるシリーズの1作目。エイプリル・フール、はっぴいえんど、ファーストソロアルバム「HOSONO HOUSE」を経て、彼の音楽的な興味は北米を離れて南半球へと向かい始める。本作と「泰安洋行」、「はらいそ」は、そんな架空の航海日誌のような作品。その一方で、「HOSONO HOUSE」の続きともいえそうな"三時の子守唄"が収録されているのも面白い。同時期に活動することになるティン・パン・アレーの面々のほか、佐藤博、伊藤銀次らが参加。サウンド面では、"HURRICANE DOROTHY"、"HONEY MOON"で初期のリズムボックスを手弾きの演奏にうまく溶け込ませている点にも注目したい。