「俺たちは愛を広めようとしている。この分野のハリエット・タブマン（奴隷解放運動家）を目指しているんだ」と、コモンはApple Musicの『The Message』エピソード8でEbro Dardenに語る。「今までに、どうすればより良い人生を送ることができるか教えてくれるものに出会ってきた。俺はそれを自分の仲間にも届ける必要がある」黒人歴史月間の特別企画として、伝説的なラッパー／俳優／作家のコモンは、友人でアドバイザーのシェフChef Lauren Von Der Pool、ホストのEbro Dardenと共に、栄養やレジリエンスの法則についてのインタビューを受けた。「朝は時々、ゴスペルミュージックを聴いているんだ」とコモンは述べる。「ああいうバイブレーションを求めている。でもそれと並んで、1990年代のヒップホップにも、立ち直る力を与えてくれて、俺が黒人男性として持っている喜びとパワーの中から、何者なのか教えてくれるものもある。人間として、そして神の子どもとして、さまざまな考え方をさせられるんだ」そしてコモンが“野菜の女王”と呼び、「自分の人生に、信じられないほど素晴らしい光と癒やしを与えてくれた」と話すシェフのVon Der Poolは、消費する対象が食べ物やメディア、社会的な交流であっても、それらに意識を向けることが重要だと強調した。「私たちが消費するすべてのものは、思考であれ、人から言われたことであれ、それを着地させれば何かが生まれる」と彼女は語る。「よく、“ああ、ここにも警察の残虐行為がある”とか人ごとのように受け取るけれど、自分のことは自分で全責任を負う必要がある。自分が何を消費しているかを観察することで、必ず大きな変化が生まれるはず」。コモンとVon Der Poolがこの『The Message』のプレイリストでセレクトしたのは、彼らに創造性や人間としての成長の糧を与えてくれた、サウンズ・オブ・ブラックネス、ギャング・スター、フェラ・クティ、ジョン・コルトレーンといったアーティストたちの楽曲だ。