クラブ、ヒップホップ界を中心に高い支持を得たクロスオーバー時代の人気作。1960年代から新世代のビブラフォン奏者として活躍していたロイ・エアーズは、1971年のアルバム「Ubiquity」をきっかけにRoy Ayers Ubiquityを結成。本作はその翌年に、同グループ名義の1作目としてリリースされた。都会的で洗練されたオープニング曲"He's a Superstar"、ヴォーカルをフィーチャーしたメロウチューン"Ain't Got Time"、多くのヒップホップアーティストにサンプリングされて、再評価のきっかけとなったディープなファンク"We Live In Brooklyn, Baby"など、時代を先取りしたグルーヴィーな楽曲が満載。このアルバム以後、エアーズは次々とヒット作をリリースし、ジャズファンク界の中心的アーティストとしての地位を確立していく。