最新リリース
- 2023年12月1日
- 4曲
- Greatest Hits · 1978年
- Raise! · 1981年
- All 'N All · 1977年
- I Am · 1979年
- TROLLS (Original Motion Picture Soundtrack) · 2016年
- I Am · 1979年
- That's the Way of the World · 1975年
- That's the Way of the World · 1975年
- Spirit · 1976年
- That's the Way of the World · 1975年
必聴アルバム
- 世界中を覆い尽くしたディスコブームの波に乗り、踊れる曲に特化した1979年のアルバム。吹奏楽のレパートリーとしても有名な"In the Stone"で幕を開ける本作は、当時頭角を現しつつあったデヴィッド・フォスターが全9曲中6曲に参加するなどAOR化が進行。そのフォスターとの共作バラード"After the Love Has Gone"や、女性コーラス隊エモーションズをフィーチャーしたダンスナンバー"Boogie Wonderland"がヒットする中、大衆的すぎると拒否反応を示したオールドファンも少なくなかった。しかし、パワフルなホーンと流麗なストリングスをフィーチャーしたインスト曲"Rock That!"では、アース・ウィンド・アンド・ファイアーここにありといわんばかりの音楽的底力を聴かせてくれる。
- 本国アメリカではダブルプラチナアルバムに輝く好セールスを記録した1977年の作品。"宇宙のファンタジー" という邦題も有名な "Fantasy" の大ヒットによって、日本にも EW&F 旋風が到来。長岡秀星のジャケットイラストも注目され、以後数年にわたるコラボレーションの始まりとなった。サウンド面では、より洗練度を増したバンドアンサンブルを核としつつ、ホーン/ストリングスを中心に客演ミュージシャンが多数参加。トニーニョ・オルタやミルトン・ナシメントによるインタールードの採用や、デオダートの参加など、ブラジル/ラテン音楽との積極的な混交も本作を特徴づけている。ラスト曲 "Be Ever Wonderful" で聴けるモーリス・ホワイトの絶唱は、まさに永遠の美しさ。
- 切れ味鋭いリズムセクションとホーンの絡みが印象的な代表曲 "Getaway" で幕を開ける通算8作目のアルバム。初期からの盟友プロデューサー、チャールズ・ステップニーが制作中に急逝するという悲劇を乗り越え、前々作「That's the Way of the World」で確立したサウンド&アレンジのスタイルをさらに磨き上げた作品だ。大編成のストリングスが美しい "Imagination"、奥行きのあるコーラスが鎮魂歌のように響く "Spirit" など、よりスケールの大きな表現へ向かう一方で、粘っこさとタイトさのバランスがいかにも彼ららしい "Saturday Nite"、グループ名をそのまま冠したミディアムナンバー "Earth, Wind & FIre"、思わず腰が動くインストゥルメンタル "Biyo" など聴きどころ満載。
- 2003年
- 1993年
アーティストプレイリスト
- 世界中のフロアを揺らしたファンキーでグルーブ感あふれるソウルサウンド。
シングル&EP
ライブアルバム
- 2002年
ベストアルバム、その他
- 2005年
- 1998年
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アース・ウィンド・アンド・ファイアーについて
1970年代中頃にアース・ウィンド・アンド・ファイアーがスターダムに上り詰めたとき、初めて世界は9人のポップ/ファンク/R&Bのスーパースター軍団を乗せた宇宙船の到来をどれほど心待ちにしていたかを実感した。彼らの物語は1969年にシカゴで始まる。ドラマー/シンガーでリーダーのモーリス・ホワイトが、シンガー/キーボーディストのWade FlemonsとDon Whiteheadと共に、前身バンドのThe Salty Peppersを結成。1970年ごろには、彼らはロサンゼルスでアース・ウィンド・アンド・ファイアーという名前でバンドを再結成し、その翌年にはセルフタイトルのデビューアルバム『Earth, Wind and Fire』を発表した。しかしラテン系のグルーヴとファンキーなリフ、極上のボーカルハーモニーといった主な要素は当初からあったにもかかわらず、成功はすぐにはやってこなかった。1972年、メンバーの編成が変わると、バンドに転機が訪れる。新たに加わったベースのモーリスの弟ヴァーディン・ホワイト、シンガーのフィリップ・ベイリー、キーボーディストのラリー・ダンは、たちまちバンドのサウンドで重要な存在となった。さらに1975年にモーリスのシカゴ時代の音楽仲間、チャールズ・ステップニーがプロデューサーに加入。アルバム『That’s The Way Of The World』に目もくらむような折衷の美ときらびやかなサウンドを施してブレイクをもたらした。アルバム冒頭を飾る、パーティーにうってつけのファンキーなシングル「Shining Star」は全米1位を記録した。そこから人気は急上昇し、強力なホーンセクションをトレードマークに、R&Bの歓喜にあふれた「Sing a Song」、ディスコフロアを満たす「Boogie Wonderland」「September」、クワイエットストーム調のバラード「After the Love Has Gone」など、1980年代初期まで一連のヒット曲を飛ばすスーパースターとなった。また、趣向を凝らした演出のステージは、陽気でファンキーな未来からやってきたグラムソウルの宇宙人というバンドのイメージを際立たせ、1970年代、1980年代のアイコンの座を不動のものにした。モーリスは2016年に他界するまでバンドの原動力であり続けたが、その後は残ったメンバーが彼の使命を継承し、喜びに満ちた彼らのサウンドを世界中のファンに届けている。
- 出身地
- Chicago, IL, United States
- 結成
- 1969年
- ジャンル
- R&B/ソウル