西洋音楽の歴史におけるオーストリアの作曲家たちのとてつもない偉業に対しては、最大級の賛辞を贈ってしかるべきであろう。古典派の巨匠であるハイドンやモーツァルトから、ロマン派への橋渡しをしたシューベルト、交響曲の大家ブルックナー、“ワルツ王”ことヨハン・シュトラウス 2世、マーラーやツェムリンスキー、十二音技法の創始者とされ、20世紀の音楽を刷新したシェーンベルク、そして亡命先のアメリカでは映画音楽でも成功を収めたコルンゴルトに至るまで、オーストリアは音楽史にその名を刻む極めて優れた才能を多く育んできた。このプレイリストでは、そんなクラシック音楽大国オーストリアを代表する作曲家たちの名曲を存分に堪能することができる。