はじめての グスタフ・マーラー

はじめての グスタフ・マーラー

19世紀末から20世紀初頭のウィーンで、指揮と作曲の両面で類いまれな才能を発揮したグスタフ・マーラー。彼はウィーン宮廷歌劇場の総監督として当時の指揮界の頂点に君臨する一方、作曲も精力的に行い、11曲の交響曲と約40曲の歌曲を残している。彼の交響曲はいずれも既存の形式から大きく逸脱しており、編成も、楽章数も、演奏時間も作品を重ねるごとに巨大化していった。「第2」「第3」「第4」「第8番」と「大地の歌」では声楽も導入。生前の彼の口癖は「やがて私の時代が来る」だった。死後、約半世紀を経た1960年代以降にその予言は的中し、マーラーブームは今日まで続いている。

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