ROTH BART BARONは音と歌によって豊潤な、そしてヒューマンな世界を表現する。その中心にいるのは三船雅也（Vo/G）で、2008年の結成時から2020年に中原鉄也（Dr）が脱退するまでは2人組だった。同時代のインディーロックに共振しながら音楽性は進化を続けており、海外での制作も何度か経験。2019年には4作目のアルバム『けものたちの名前』が高い評価を受け、2021年にはアイナ・ジ・エンドをボーカルに向かえたA_oでの「BLUE SOULS」がスマッシュヒットした。人間という生き物が抱える感情を歌と音に還元し続ける三船の表現は、ミュージシャン界隈を含め、多くのファンの心をつかんでいる。