Perfume
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Perfumeについて

Perfumeを語るとき、彼女たちを支えるクリエイター陣の存在を欠かすことはできない。筆頭はプロデューサーの中田ヤスタカ。あ~ちゃん、かしゆか、のっちによる3人組ユニットは、広島のローカルアイドルとして活動を開始し、2003年に上京して初のシングル「スウィートドーナッツ」をリリースした。この楽曲を手掛けたのが、当時新進気鋭のクリエイターだった中田であり、既存のアイドルポップスのイメージを大きく覆すテクノポップはPerfumeのキャラクターを決定付けた。以降はすべての楽曲プロデュースを中田が行っている。

中田以外のクリエイターの存在も大きい。高難度かつ洗練されたダンスを生み出す振付師のMIKIKO、アートディレクションを一貫して手掛ける関和亮、最先端技術を用いたステージ演出を行う真鍋大度といった面々が、Perfumeの高度なパフォーマンスを支えている。Perfumeの3人が彼らの働きについて言及することも多く、そこには常に高い志を持つ仲間同士のリスペクト精神が感じられる。アーティスト単体で輝くのではなく、進歩的なプロフェッショナル集団として表現を磨くことで、PerfumeはJ-Popを新たな次元へと導いた。

彼女たちの名が広く知られるきっかけとなったのは、2007年のシングル「ポリリズム」だろう。中田が得意とするエレクトロハウスにオートチューンで加工された歌声が響くこの楽曲は、CMソングに起用されて大きな話題となり、Perfumeの人気を不動のものとした。さらにこの年、『SUMMER SONIC』に初出演。当時アイドルがロックフェスティバルに出演するのは異例であったことから物議を醸したが、インパクトのあるパフォーマンスで観客を魅了。以降Perfumeは数々の大型ロックフェスティバルに出演し、フェスシーンの多様化に寄与する。

2012年からは本格的な海外進出を開始し、いまや活躍の舞台を世界に広げる。2019年にはアメリカ最大級の音楽フェスの一つ『Coachella Valley Music and Arts Festival(通称コーチェラ・フェスティバル)』に日本人女性アーティストとして初出演した。

クリエイター陣とのチーム力で魅力を磨いてきたPerfumeだが、『ポリゴンウェイヴ EP』(2021年)リリース時のApple Musicとのインタビューでは「去年の年末に中田さんと話す機会があって、今までのレコーディングスタイルとちょっと変えてみようという話があった(かしゆか)」と語っている。曰く、それまでの、完成した楽曲を受け取るというスタイルではなく、メンバーも参加する形で中田の発想の赴くままにレコーディングが進められたとのこと。「自由にPerfumeを調理してくれている感じがして、すごくうれしかった(かしゆか)」「中田さんが今Perfumeに歌ってほしい曲を好きにレコーディングする、軽やかな感じ(のっち)」「信じられないスピードで曲がたくさん生まれて、できたら録るという感じで進んで。出てくる曲すべてがかっこよくて毎回魅了されていました(あ~ちゃん)」と、新鮮な体験であったことを語っている。制作方法でも新しいアプローチを試みるPerfumeは、まだまだ進化を続けていくだろう。

  • 出身地
    Hiroshima, Japan
  • 結成
    2000

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