ELLEGARDEN

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ELLEGARDENについて

一貫してインディーズに身を置きながら、21世紀日本のロック/パンクシーンをリードし続ける4人組バンド。ELLEGARDENは、細美武士(Vo/G)、生形真一(G)、高田雄一(B)、高橋宏貴(Dr)の4人によって1998年末に結成された。2002年のデビューアルバム『DON’T TRUST ANYONE BUT US』は、エモ/ポストグランジのざらついたバンドサウンドの中から率直な思いを伝える作品であり、タイトル通りに純粋な音楽の対話を志していた姿勢が伝わってくる。セールス面で大きな成果を上げることはなかったものの、「風の日」や「Middle of Nowhere」といった代表曲も収録された。ELLEGARDENが本格的にその勢いを示し始めたのは、よりパンキッシュなサウンドを志向し、細美が作詞作曲の主導権を握るようになったセカンドアルバム『Bring Your Board!!』(2003年)からだろう。米西海岸のカラリとしたパンクサウンドを彷彿(ほうふつ)とさせながら、卓越したソングライティングで繊細な感情の蠢(うごめ)きを描いた。全編日本語の歌詞を乗せて熱いメロディが吹き荒れる「ジターバグ」や、ゆがみの中から気高い思いのきらめきを伝える「金星」などが収録されている。翌年の『Pepperoni Quattro』(2004年)は当時最先端のエモ/ハードコアと堂々渡り合うタイトなサウンドが特徴的で、「スターフィッシュ」「Make a Wish」といった人気曲のみならず、笑い泣きの秀逸なストーリーを描く「Pizza Man」などもアルバムに奥行きをもたらした。この頃から、海外バンドの来日公演のサポートやジョイントツアーを行うようになり、チャートでも好アクションを見せたアルバム『RIOT ON THE GRILL』(2005年)は後に米国でもリリースされた。国内外のツアーや多くのフェスティバルへの出演を経ながら、ELLEGARDENは名実共に日本を代表するバンドとなる。リスナーに対して誠実な姿勢を貫いたのと同様に、バンドのメンバーも互いに真剣を携えて切り結ぶような緊迫感と隣り合わせで信頼関係を築いてきた。2006年のシングル『Salamander』と続くアルバム『Eleven Fire Crackers』で、感情表現とバンドアンサンブルの極限に挑むような創作を繰り広げる。未知の熱狂を手にしたことと引き換えに、彼らは次第に新たなサウンドのイメージを共有することが困難になり、2008年にフェスティバルやイベントへの出演とワンマンライブの開催を経て、活動を休止した。その後、メンバー4人は、新たなプロジェクトを立ち上げたり、別バンドへ加入したり、サポートミュージシャンとして活躍したりする形で音楽活動を展開し、認知度を上げながら支持を集めていく。いつの日かELLEGARDENが活動を再開させることは確かに約束されていたが、それが実際にアナウンスされたのは活動休止からちょうど10年後、2018年5月のことだった。活動再開に向けて重要なきっかけをもたらしたONE OK ROCKが帯同する形で、『THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018』を開催し、多くのファンを感涙させた。4人はそれぞれの活動を継続しながらも、個々の成長をELLEGARDENへとフィードバックし、揺るぎないバンドサウンドを更新し続けている。

出身地
Chiba, Japan
結成
1998年
ジャンル
ロック

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アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ