おすすめアルバム
- 2024年3月29日
- 27曲
- COWBOY CARTER · 2024年
- TEXAS HOLD 'EM - Single · 2024年
- Dangerously in Love · 2003年
- I AM...SASHA FIERCE · 2008年
- 4 (Expanded Edition) · 2011年
- RENAISSANCE · 2022年
- 4 (Expanded Edition) · 2011年
- COWBOY CARTER · 2024年
- B'Day (Deluxe Edition) · 2006年
- I AM...SASHA FIERCE · 2008年
必聴アルバム
- ユニークで、強くて、セクシー。Beyoncéはアルバム『RENAISSANCE』を聴いた人に、そんな気分になってほしいと考えている。パンデミックのさなかに制作された通算7作目のソロアルバムは、自由の祝典であり、ハウスやダンスにどっぷり没頭した作品だ。全16曲を通して、解放、自由化、自己肯定感、みなぎる自信といったテーマを支える完璧なサウンドが提供されている。『RENAISSANCE』は遊び心とエネルギーにあふれ、“給料をもらったばかりで何でも起こりうる金曜の夜”のようなフィーリングを捉えており、他人の期待による重圧から解き放たれ、自分らしさをまっとうすることを繰り返し訴える。 Robin sのクラシックな4つ打ちハウスのムードとビッグ・フリーディアのサンプリングをまとったリードシングル「BREAK MY SOUL」から、グレイス・ジョーンズのアフロテックとTemsがフィーチャーされた「MOVE」、そして、ローラーディスコを感じさせるファンキーな「CUFF IT」まで、本作はまるでリスナーを魅了するごちそうのようなアンセムが詰まった、壮大かつ優雅に構成された音のビュッフェだ。 アルバムには穏やかな時間も流れている。「私と居ると、どうしてもありのままのあなたが出てしまうんだね(I know you can’t help but to be yourself around me)」と歌う「PLASTIC OFF THE SOFA」は、夏のバーベキューにお似合いの、耳元でささやくような温かいラブソングだ。ここではギターとボーカルの複雑な相互作用によって、Beyoncéの素晴らしいボーカルスキルが存分に発揮されている。また「CHURCH GIRL」では、R&B、ゴスペル、ヒップホップを融合させたサバイバーの物語で、「ようやく反対側に出られた(I'm finally on the other side)/やっと飛び切りの笑顔を見つけた(I finally found the extra smiles)/私たちが流した涙の海を泳いできたの(Swimming through the oceans of tears we cried)」と歌う。 ブラックネスへの明確な賛辞である「COZY」は、一人の女性のマントラだ。Beyoncéはサビの部分で、「私は自分の肌が好き(Comfortable in my skin)/自分らしさが心地いい(Cozy with who I am)」との思いに浸る。さらに「PURE/HONEY」では、ボールルームの文化にたっぷりつかり、ドラッグパフォーマンスのチャントとKevin Avianceのサンプルを組み込んだ前半から、ディスコ調の後半へと移行し、この曲を揺るぎないダンスフロアの定番へと導く。それは、アルバムを締めくくる「SUMMER RENAISSANCE」への完璧な序章であり、ドナ・サマーの「I Feel Love」が奏でる夢のようなディスコをさらに未来へと推し進めるものだ。
- Beyoncéによる6枚目のアルバム。前作同様ヴィジュアルアルバムとしてもリリースされ、その繊細なストーリーテリング、先鋭的なサウンドプロダクション、そしてコンセプチュアルでポリティカルな内容は、ポップ/R&Bのジャンルを改革し、世界を圧倒した。"Sandcastles"では相手の不倫による悲しみを唸るように歌い、"Sorry"や"Hold Up"ではその痛みに立ち向かい、女性としての強さを訴えるフェミニズムの真髄を魅せた。"Freedom"や今作ファーストシングルとなった"Formation"では、アメリカで相次いでいる警察による黒人射殺事件から生まれたムーブメント、「Black Lives Matter」や、人種マイノリティーとしての誇りやアイデンティティを意識し、ポップミュージックでは稀な社会的メッセージを躊躇なくむき出しに。その前衛的音楽の核となるのが、Beyoncé自身の圧倒的な歌声とパフォーマンス力。アッパーな曲では卓越したフロウのラップや表現豊かな美声を、そして嘆きのバラードでは時にかすれ、時には野太いヴォーカルを披露。今作を通して、Beyoncéが時代を象徴するアーティストとなったことが再確認できる。
- 2013年にリリースされたセルフタイトルアルバム「Beyoncé」。稀有なアーティストのクリエイティブな感性を映し出したこのビジュアルアルバムが、さらにゴージャスな「Beyoncé Platinum Edition」としてリリースされる。オリジナルの14トラックと17本のビデオに加え、1年にわたる大規模なワールドツアー「ミセス・カーター・ショー」のライブパフォーマンス映像10曲、新曲2曲(“7/11”、“Ring Off”)、さらに豪華ゲストを迎えた未発表リミックス曲("Flawless Remix” feat. ニッキー・ミナージュ、"Drunk in Love Remix” feat. カニエ・ウエスト&ジェイZ、"Blow Remix” feat. ファレル・ウィリアムス、“Standing On the Sun Remix” feat. ミスター・ヴェガス)を収録。
- 自身や夫ジェイ·Z、母親の誕生日であり、結婚記念日でもあるという、Beyoncéにとって最も重要な数字の「4」をタイトルに掲げたソロ4作目。前作「I Am... Sasha Fierce」と比べて格段にポップ性を増したキャッチーなサウンドにより、彼女のヴォーカルもよりはつらつと聴こえる。挑戦と変革をテーマにした本作に迎えられたプロデューサー陣は、テリウス·ナッシュ(ザ·ドリーム)、Diplo、Switch、Shea Taylor、ベイビーフェイスなど。Beyoncé自身も全曲に関わり、スリリングなポップサウンドを展開。"Run The World (Girls)"に代表される、全世界の女性たちへの賛歌を意気高揚と歌い上げる。
- 2003年のソロデビュー作『Dangerously in Love』のためにDestiny’s Childの活動を休止した時、Beyoncé Knowlesは必ずしも大きな商業的リスクを負っていたわけではなかった。グループはその2年後まで解散こそしなかったが、Beyoncéは話題の映画に出演したり、後に夫となる超有名なボーイフレンドのジェイ・Zと「03’ Bonnie & Clyde」でコラボレーションしたりと、すでに他のメンバーを上回る人気を博していたのだ。しかし、彼女はその能力をさらに広げてみせた。ジェイ・Zを客演に迎え、シャイ・ライツの曲をサンプリングしたシングル「Crazy in Love」は、その年のR&Bを再定義したと言っても過言ではなく、それまでの彼女がグループのメンバーとして成し遂げた何よりもワイルドで、挑戦的で、不朽の名曲だった。それは、その後の彼女が十二分に果たしてきた意思の表明だったのだ。 世界的にヒットしたのは「Crazy in Love」だけではなかった。「Baby Boy」では、Beyoncéの存在感とパフォーマンスが、時のダンスホールキングだったショーン・ポールの魅力と化学反応を起こし、「Crazy in Love」に匹敵する商業的成功を収めた。「Naughty Girl」は、引用されたドナ・サマーの「Love to Love You Baby」が徹底的な説得力をもたらし、過去のソウルとダンスミュージックの偉大さを取り込みながら、全く新しいものへと変換してみせた。彼女は、“ディーバ”を目指す他のアーティストたちが犯した失敗を避けながら、スタイルの違いを区別し、バラードのためにもたくさんの時間を割いた。その際たる例は、アルバムの完成度を高めるのに役立った、元はDestiny’s Childのアルバム収録曲だった「Dangerously in Love 2」や、大物R&Bシンガーであるルーサー・ヴァンドロスと共演した「The Closer I Get to You」だろう。 Beyoncéのディスコグラフィの中で『Dangerously in Love』の影が薄いのは、むしろ彼女が手の届かないほどのスターとしてのパワーで境界線を押し広げ、ポップスターへの期待を覆したことを物語っている。その後の各ソロプロジェクトは、同時にさまざまな方向へと進み、彼女は“ポップスター”という肩書きですら適切とは思えない存在となった。しかし、自信を持って最初の一歩を踏み出さなければ、その旅は何一つ実現不可能だったはずだ。
- 2024年
- 2022年
- 2019年
- 2016年
- 2011年
- Destiny's Childから『RENAISSANCE』まで、女王の座を確立したヒット曲の数々。
- 美しく、強く、そして、たくましい。世界最強ディーバのあふれ出る魅力を映像で。
- Beyoncéによる『RENAISSANCE World Tour』のセットリストを聴こう。
- どんなワークアウトでも乗り切るパワーを与えてくれる、アップテンポなサウンド。
- 初ソロ作から愛娘との共演まで、時代を代表する歌姫の魅力をディープに楽しむ。
- Beyoncéのロマンチックな一面をとらえた楽曲の数々をお届け。
ライブアルバム
ベストアルバム、その他
- 2019年
- ロナルド・アイズレー & アイズレー・ブラザーズ
- ミーガン・ジー・スタリオン
- J. バルヴィン & Willy William
Beyoncéについて
- 出身地
- Houston, TX, United States
- 生年月日
- 1981年9月4日
- ジャンル
- ポップ