AK-69

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  • 堂安律&AK-69

AK-69について

AK-69には“ヒップホップドリームの体現者”という言葉がよく似合う。デビュー当初から一貫してインディペンデントなアティテュードで、あくまでも地元に根差しながらスケールの大きな活動を展開して、マイク1本で頂点まで登り詰めた彼の生き様は、後に続くアーティストたちにも大きな影響を及ぼしてきた。2004年にシンガーとしてのKalassy Nikoff名義でデビューを果たし、ラッパーとしてのAK-69と2つの名義を使い分けながら活動を行う。そんな彼にとって大きな転機となったのは、2009年リリースのアルバム『THE CARTEL FROM STREETS』だ。ラップ、リリック、サウンドなど、全方位的にスケールアップした姿を見せつけたアルバムで、ハードコアなヒップホップヘッズのみならず、より幅広い層に強くアピールする力を持ったアーティストであることを強く印象付けた。力強いリリックやタイトなライミングといったラッパーとしての能力に加えて、シンガーでもある彼ならではの巧みなフロウも兼ね備える総合力の高さがベースにありつつ、国内外のシーンのトレンドなどに自然にシンクロするセンスも抜群。中心にヒップホップという揺るぎない軸を持ち、常にヒップホップ通をうならせる確かな実力は誇示し続けながら、他ジャンルのアーティストとも積極的にコラボレートするなど、着実に表現者としてのバージョンをアップデートしている。さらには、ニューヨークのヒップホップ専門ラジオ番組への出演、海外のアーティストとの共演などに加えて、2016年にはアメリカの伝説的なヒップホップレーベルとして知られるDef Jam Recordingsと契約を結ぶなど、年齢を重ねるごとに成熟しながらも、決して小さくまとまるのではなく、むしろより骨太に、よりダイナミックにキャリアを重ねている点が彼の大きな魅力だ。作品に込められたメッセージの力強さや、音楽としての根源的な魅力がヒップホップの枠に収まりきらないことは、プロ野球選手や格闘家など多くのアスリートが好んでAK-69の曲をテーマソングなどに使用しているという現象からもうかがえる。勝負に挑むアスリートを彼の曲が奮い立たせているという事実は、彼の楽曲が放つパワーを特徴的に現している一つの好例といえるだろう。

出身地
Japan
ジャンル
ヒップホップ/ラップ

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