浜崎あゆみ
浜崎あゆみ

浜崎あゆみ

浜崎あゆみについて

浜崎あゆみは、表現者としてのスタイルのみならず、生き方そのものが注目されるアーティストである。

1978年、福岡に生まれた浜崎あゆみは、女優/モデルとしての活動を経て、1998年に19歳で歌手デビューした。1999年にファーストアルバム『A Song for XX』を発表。彼女自身が全曲の作詞を手掛け、凜としたクリアな歌声でリアルなメッセージを伝えた。憂いや葛藤を赤裸々につづった歌は同世代の10代を中心に多大な人気を誇り、アルバムはミリオンヒットを記録。この年テレビCMにも多数出演し、その存在が広く知られるようになる。

彼女は音楽のみならず、ビジュアルやグッズデザイン、ステージ演出など、表現におけるあらゆる面で独自性を発揮した。街には浜崎あゆみのファッションやメイクをまねた少女たちがあふれ、社会現象を巻き起こした。

ミリオンヒットを重ね、メディアを席巻した浜崎あゆみ。華やかな成功を重ねる一方、楽曲やアルバムのテーマは重くシリアスになっていく。サードアルバム『Duty』(2000年)は成功をつかんだ者だけが知る孤独や絶望などを色濃く映し出す楽曲が並び、サウンドもダークなムードを漂わせた。不穏な美しさが立ち込める浜崎あゆみの歌は唯一無二の輝きを放ち、カリスマ的な人気を高めていく。

2001年には初のベストアルバム『A BEST』が400万枚を超えるセールスを記録し、初のドームツアーも開催。以降、精力的なリリースと大規模なツアーを続け、その人気は日本のみならずアジア全域に広がっていった。

また、リミックス作品を多くリリースしているのも特徴的で、世界的なDJから無名の若手アーティストまで多彩なクリエイターを起用。さまざまな角度から自身の音楽性をアップデートしていく姿勢がリスペクトされている。新型コロナウイルス感染拡大により自粛生活が長引いた際には、全100曲のアカペラ音源を無料公開し、リスナーによるオリジナルリミックスを公募した。活動初期から一貫してリミックス文化を推し進めてきた浜崎あゆみならではの企画として大きな反響を呼んだ。

そして2020年、浜崎あゆみの自伝的な小説を基にしたドラマがヒットし、その生き方に改めて熱い視線が注がれた。1990年代からトップアーティストであり続ける彼女は、決して楽な道を進んできたわけではない。強い意志をもって自らの道を切り開くことで、孤高の存在であり続けてきたのだ。

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