西野カナ
西野カナ

西野カナ

西野カナについて

恋のストーリーテラー、西野カナ。彼女は同時代を生きる人々の心を繊細に感じ取り、ピュアなラブソングを数多く生んだ。

1989年、三重に生まれる。小さなころから歌が大好きでシンガーになる夢を抱いていた彼女は、16歳の時に受けたオーディションでその才能を見いだされた。学生生活と並行してデビューの準備を進め、2008年にシングル「I」でメジャーデビューする。

その名を一躍広めたのが、2010年リリースのシングル「会いたくて 会いたくて」だった。恋をして揺れ動く心を“会いたくて 会いたくて 震える”というキャッチーなフレーズで表現したこの曲は、10〜20代から大きな共感を呼び、西野カナは恋する女の子の代弁者として広く知られるようになる。この年、彼女は『NHK紅白歌合戦』に初出場し、2018年まで9年連続で出場した。

若い世代の間で携帯電話が広く普及したことも、西野カナの人気に拍車をかけた。携帯電話によっていつでもどこでも連絡を取り合えるようになり、利便性が向上したが故に、少女たちは心の距離の取り方に戸惑い、不安を強めていく。その震える心にそっと寄り添ったのが、孤独や寂しさをリアリティのある言葉で歌う西野カナの楽曲だった。

少女たちから絶大な支持を集め、J-Popシーンのトップに躍り出た西野カナ。彼女の巧みなソングライティングは次第に幅広い世代から注目を集めるようになった。そのきっかけの一つとなったのが、2015年リリースのシングル「トリセツ」。キュートな恋心をトリセツ(取扱説明書)になぞらえて描くラブソングで、ソングライターとしての斬新な観点と緻密な構成力が高い評価を受けた。西野カナは国民的なアーティストとなり、2017年には平成生まれの女性ソロシンガーとして初のドームツアーを成功させる。

ファッションリーダーとしても支持され、彼女のガーリーなスタイルは常に多くの関心を集めた。音楽、ファッション、そして恋愛観。西野カナは時代のアイコンとして、同世代の価値観やライフスタイルに大きな影響を及ぼした。

そして2019年、無期限で活動を休止することを発表。そのオフィシャルコメントには、「またいつか皆さんの前で歌える日が来るまで、日常の中で音楽を楽しみたいと思っています」と前向きな言葉が記されていた。

恋をしたとき、恋を失ったとき、自分磨きをしたいとき。西野カナの歌を聴けば、素直な気持ちが見えてくる。その魔法のような効力は時がたっても薄れることなく、みんなの心を照らし続ける。

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