坂本龍一

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坂本龍一について

日本が世界に誇る音楽家、坂本龍一は、先鋭的な表現と普遍性を行き来しながら、40年以上に及ぶ活動を通して、多岐にわたる膨大な作品を発表し続けてきた。東京藝術大学音楽学部の作曲科を卒業し、同大学院在学中の1975年よりスタジオミュージシャンとして活動を開始。そして後に世界的なグループに発展していくYELLOW MAGIC ORCHESTRA (YMO) を結成した1978年に、初のアルバム『千のナイフ』でソロアーティストとしてのキャリアをスタートさせた。ミリオンセールスを記録した「energy flow」(1999年)と対を成す1998年のピアノ・インストゥルメンタルアルバム『BTTB』からは、クロード・ドビュッシーやモーリス・ラヴェル、エリック・サティといったフランスの音楽家からの影響がうかがえる。彼の生み出す音楽はそれだけにとどまらず、当時最先端のシンセサイザーを用いたYMOの根幹を成す電子音楽やミニマルミュージックをはじめとする現代音楽、ニューウェーブを含むロックやポップス、ワールドミュージック、ジャズなど、古今東西の広範な音楽から得たインスピレーションが創造の源となっている。ソロアーティスト、坂本龍一の名を広く世界に知らしめたのは、1983年公開の映画『戦場のメリークリスマス』の主題歌「Merry Christmas Mr.Lawrence」に象徴される、映画音楽家としての顔だった。自身も俳優としてデヴィッド・ボウイと共演したこの作品で初めてサウンドトラックを手掛けると、西洋的でも東洋的でもない不思議な旋律が呼び水となり、1987年には『ラストエンペラー』の音楽を担当し、アカデミー賞作曲賞、グラミー賞映画音楽アルバム賞に輝いた。これ以降、作曲家として国内外の映画音楽を多数手掛けながら、ソロ作品やコラボレーション作品を精力的に発表している。それら作品群は、1994年のアルバム『sweet revenge』のようなクラブミュージックをベースとしたポップや、2001年のアルバム『CASA』での美しい響きに敬意を込めたアントニオ・カルロス・ジョビンのトリビュート、そして2009年の『out of noise』では現代音楽の手法やアナログ機材を駆使してアーティスティックなサウンドを極めるなど、さまざまなアプローチで、未知なる響き、まだ見ぬサウンドスケープを描き出す。時にカジュアルに、またある時はどこまでも美しく、あるいは鋭く実験的に、坂本龍一は音楽世界の尽きない豊かさを提示している。

出身地
Tokyo, Japan
生年月日
1952年1月17日
ジャンル
ポップ
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ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ