2022年に70歳を迎え、闘病を続けながら音楽活動を進めていた坂本 龍一に愛と敬意をささげるべく、国内外のアーティストが集結したトリビュートアルバム。世代やジャンル、国境を超えたアーティストたちが、長きにわたる坂本 龍一のキャリアを通じて生み出されたソロ作品やコラボレーション作品、映画音楽といった膨大なカタログから楽曲をセレクト。それぞれ独自に加えられた解釈が、継承した作品の神髄に新たな響きを加え、未来へと解き放っている。ソロデビュー作のタイトル曲「Thousand Knives」にジャジーなボーカルを加えたThundercatやDevonte Hynes (Blood Orange)といった若い世代の音楽家から、Alva Notoと坂本 龍一の共演作「Grains」を取り上げ、10年ぶりに歌唱を披露しているデヴィッド・シルヴィアン、さらには大友良英、Corneliusら長年の友人、コラボレーターまで、さまざまなつながりや独自の楽曲解釈が坂本 龍一の奥深い音楽世界を際立たせている。