ヨルシカ
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ヨルシカ

ヨルシカについて

テクノロジーが急速に進化を遂げる時代に、きら星のごとく現れた音楽ユニット、ヨルシカ。

コンポーザーのn-bunaが、ボーカルのsuisを迎えて結成し、2017年に活動を開始。ヨルシカというユニット名は、ファーストミニアルバム『夏草が邪魔をする』(2017年)に収録された「雲と幽霊」の“夜しかもう眠れずに”というフレーズに由来する。

活動当初から物語性のある歌世界が高く評価されていたヨルシカ。2019年にリリースした2作のアルバム『だから僕は音楽を辞めた』と『エルマ』は、青年エイミーと少女エルマが織りなす物語を軸に、若者の苦悩や葛藤がみずみずしいタッチで描かれている。エイミーの手紙やエルマの日記を基に、連作小説を書くように歌を紡ぐコンセプチュアルな手法は、音楽シーンに新鮮な驚きを与えた。

こうしたクリエイティブの中核を担うのがn-bunaで、彼はさまざまなアートに触れることで創造性を育んだ。「なかでも文学と音楽が大好きだったから、その2つは僕の血肉になっていると思います」とn-bunaはApple Musicに語る。常に新鮮なアイデアに満ちているn-bunaを、suisは「枯れない泉」と称する。

そしてシンガーのsuisは、n-bunaの描く物語の体現者である。「歌の主人公の気持ちになって歌うのは、演じるという行為に近いと思います」とsuisは言う。罪を犯してしまう男を主人公にした『創作』(2021年)の制作中には「役に入り込みすぎるあまり、熱を出してしまった」というエピソードも語っている。頭ではなく、心と体を使って歌の主人公とシンクロするsuisに、n-bunaは全幅の信頼を寄せる。

世界は目まぐるしく変わっていく。「さまざまな技術がこの先ますますハイスピードで発達していくと思う」とn-bunaは語る。「だからこそ、その技術に対応した音楽が出てくる。サブスクリプションが主流になり、メロディの作り方が人の心を一瞬でつかめるようなものに変わっていったように、音楽の在り方もどんどん変わっていくんじゃないかと思います」

その言葉を受けて、suisは言う。「ただ、人はなぜ音楽を聴くのかという理由は、昔も今もこれからもずっと同じなんだろうなと思います。音楽に触れた小さいころの私は“この曲いいな、踊ろう、歌おう”という感覚しかなかったし、それは今も変わらない。音楽を聴くのが私たち“人間”であることに変わりはないから、根本的な部分では何も変わらないのかなと思ったりします」

論理的思考と自由な発想で物語を創造するn-bunaと、感覚を研ぎ澄ませて物語を体現するsuis。2人の紡ぐ音楽が、世界をより豊かなものにしていく。

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