Mrs. GREEN APPLE

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Mrs. GREEN APPLEについて

「形あるものはいつかなくなる。それを実体験として経験したことが大きかった」。Mrs. GREEN APPLEが3人編成での活動「フェーズ2」を始めた時、大森元貴(Vo/G)はApple Musicにそう語った。彼がその思いに至るまで、バンドにはいくつもの変化と成長があった。 2013年、当時高校生だった大森元貴が中心となり結成されたMrs. GREEN APPLEは、男女混合の5人組バンドとして2015年にメジャーデビュー。みずみずしく、躍動感あふれるロックサウンドで音楽シーンの中心に踊り出ると、精力的な制作とライブ活動によって表現のレンジを拡張し、次々とヒットを放った。EDMを導入した「WanteD! WanteD!」(2017年)、映画主題歌となった爽快なギターロック「青と夏」(2018年)、アコースティックな歌から徐々に壮大な高みへ向かう「僕のこと」(2019年)など、その表現は次々と新たな音楽性に切り込むことで大胆な変貌を続け、作品の深みも増していった。 そんな楽曲の歌詞において、大森が自身の心の孤独感を歌ってきたことも見逃せない。ファンから高い支持を得る初期の「我逢人」(2015年)では、人と人の出会いの尊さを表した禅語を用いて、変わりゆく世界の中で何を大切にすべきかを問いかけた。人懐っこい曲調の裏側につづられるその心情は、多くの人の心に寄り添い、勇気づけてきた。こうしたアプローチを続けた結果、バンドはロックやJ-Popなどのジャンルを超えたファン層をつかむ。5人はデビューから5年間を全速力で駆け抜け、2020年夏、バンドの「フェーズ1完結」を宣言。同年の2月で終了した初のアリーナツアーが5人組として最後のライブとなった。 それから約2年間、メンバーたちは各自アーティストとして鍛錬を重ね、バンドの未来を模索する。そして2022年、大森元貴、若井滉斗(G)、藤澤涼架(Key)の3人編成で「フェーズ2」に入ることを告げた。バンドが活動休止していた間に世界はコロナウイルスの感染拡大により大きく様変わりした。大森は「バンド編成が変わったり時代の情勢を見たりして、本当に永遠なんてないんだということを実感した。僕はそれを高校生の頃からずっと歌っていたけど、一人の人間として経験したことで、やっと心と身体のバランスが取れてきた感じがします」と自身の変化を語る。それを踏まえ、彼らは「ダンスホール」(2022年)で「いつだって大丈夫」と力強く歌った。始まりがあれば終わりがあり、何かを得れば失うこともある。それでも「この愛を歌い続ける」から「大丈夫」だと歌える強さを彼らは身に付けていた。この生命力に満ちたポップナンバーは、3人がミュージックビデオで披露したダンスパフォーマンスと共に注目され、新生Mrs. GREEN APPLEの代表曲となった。以降彼らは「ケセラセラ」(2023年)「ライラック」(2024年)など話題曲を発表し続け、それらすべてに、バンドが試行錯誤を重ねた過程で得た強さと優しさが宿っている。

出身地
Japan
結成
2013年
ジャンル
ロック
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ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ