デフ・レパード

デフ・レパード

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  • Hysteria
  • Pyromania

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デフ・レパードについて

1980年代初期、まだニューウェーブ・オブ・ブリテイッシュメタルがヘッドバンガーたちの耳に鳴り響いていた頃、英国シェフィールド出身のデフ・レパードは、ハードロックに蜂蜜を滴らせたようなサウンドで、そのトレンドに抵抗した。この大胆な戦略によって、イギリスの工業都市で鍛え上げたサウンドには甘さが加わり、パワーとポップが相反するものではないことを証明し、その後のボン・ジョヴィのようなバンドへの道を切り開いたのだった。1977年に結成されたデフ・レパードは、間もなくシンガーのジョー・エリオット、ベーシストのリック・サヴェージ、そして当時15歳だったドラマーのリック・アレンという中心メンバーが固まった。2作のアルバムを発表後、オリジナルギタリストのピート・ウイリスに代わってフィル・コリンが加入し、1991年のスティーヴ・クラークの早すぎた他界の後、ヴィヴィアン・キャンベルが加わってツインギターの攻撃力を取り戻した。デフ・レパードは1980年のラウドなデビューアルバム『On Through the Night』で注目を集めたが、良いリフだけでなくフックも書けることを証明したのは、1981年発表の『High 'N' Dry』だった。続く1983年の『Pyromania』で、5人のメンバーはその戦略に傾倒し、さらに前作『High 'N' Dry』からプロデューサーに迎えたマルチトラックの魔術師ことマット・ラングのサポートを受けながら、しっかりしたドラムや少量のシンセ、高揚感あふれるボーカルハーモニーを融合し、ギターの刺激的なサウンドとエリオットの高音スクリームを適度に和らげた。ラングが引き続きプロデュースを手掛けた1987年の『Hysteria』は、「アニマル」、「シュガー・オン・ミー」というメロディアスな大ヒット曲を世に送り出し、デフ・レパードに“ポップメタルの王者”というステイタスが与えられたといえる。1990年代の初期、ハードロックがグランジや、パンテラなどのバンドのようにもっと硬質なメタルへと向かう中、デフ・レパードはその普遍的なポップの魅力を維持した。そして彼らは何十年にもわたってツアーを続け、新しいスタジオアルバムとライブアルバムを発表し続けている。彼らの戦略は、驚くほどシンプルでありながら巧妙だ。少量のシュガーを振り掛ければ、メタルの味は引き立つのだ。

出身地
Sheffield, England
結成
1977年
ジャンル
ハードロック

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