最新リリース
- 2024年1月19日
- 12曲
- 癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz (和合治久監修) · 1993年
- 癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz (和合治久監修) · 1984年
- Schubert: Octet, D. 803 · 1987年
- Gidon Kremer - After Mozart · 2005年
- 祈り ~悲しみのトリオ · 2016年
- Songs of Fate · 2024年
- ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》 · 1981年
- ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》 · 1981年
- ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ第5番《春》・第9番《クロイツェル》 · 1987年
- Bach: Sonatas and Partitas · 2005年
必聴アルバム
- グレゴリオ聖歌やルネッサンスの多声音楽、そして単旋聖歌などの影響を受けたエストニアの作曲家アルヴォ・ペルト。「神秘主義的ミニマリズム」とも呼ばれる彼の作品は、現代クラシック音楽の世界観に永遠の革命をもたらした。1984年リリースのこの画期的なアルバムは、クラシックとジャズのプロデューサー、マンフレート・アイヒャー慧眼のもと、新たに設立されたECMの新シリーズレーベルから発売され、これによりペルトは聴衆の幅広い支持を得ることとなった。本作には、古典音楽のありのままの美と現代的ミニマリズムとが対照的な2つの形式の"Fratres"がある。キース・ジャレットとギドン・クレーメルによるピアノとバイオリンの余韻が残る二重奏、そしてベルリンフィルのチェリスト12人による渦巻くようなアレンジだ。また、悲しみに満ちた"Cantus in Memory of Benjamin Britten"は、海を愛したことで知られる英国の作曲家に厳かに別れを告げるもので、幽玄な調べに乗せ、はるか遠くに鳴リ響く鐘の音を捧げた。二重協奏曲"Tabla Rasa"は精緻かつ強く胸に迫る作品。ここでは、クレーメルと同僚バイオリニストのタチアナ・グリンデンコによる絶妙にメロディックな旋律が、アルフレート・シュニトケのプリペアド・ピアノとさり気なくもとどろくように力強い室内管弦楽団に乗せて奏でられている。アイヒャーはこのレコーディングについて「最も型破りなスタイリストと、現代クラシック音楽とジャズの中心人物の衝撃的な出会いの瞬間として歴史に刻み込まれた」と語っている。
- 2024年
- 2022年
- 2019年
アーティストプレイリスト
- 美しい音だけでなく、必要であればどんな音でも出す。天性の技巧派バイオリニスト。
シングル&EP
- 2012年
ギドン・クレーメルについて
ギドン・クレーメルのヴァイオリン演奏の特徴は、ディテール、ニュアンス、そしてラインの鮮明さにある。彼はまた、バロックから現代に至るレパートリーの幅広さでも知られている。 クレーメルは1947年にラトビアのリガで生まれ、モスクワ音楽院でダヴィッド・オイストラフに師事した。彼は西側諸国における初期の演奏活動を通じて、同時代のソ連の作曲家、特にシュニトケとソフィア・グバイドゥーリナの作品の普及に努め、これら2人の作曲家はクレーメルのために協奏曲を書いている。1980年にドイツに定住した彼は、その翌年、オーストリアでロッケンハウス室内楽音楽祭を創設し、以後30年間にわたってディレクターを務めた。キャリアを通じてオーケストラのリーダーとして活躍してきたクレーメルは、1997年にバルト三国の若手演奏家たちによるアンサンブル、クレメラータ・バルティカを結成して旺盛な活動を展開し、高い評価を得ている。 クレーメルの多くの録音は、彼の幅広い音楽的関心を反映するものだ。スタンダードなレパートリーの音源も充実しているが、しばしばひねりも加えられている。例えば、ベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲』はシュニトケによるポストモダンなカデンツァを含むものとなっており、2000年のアルバム『Astor Piazzolla: Four Seasons of Buenos Aires - Vivaldi: Four Seasons』では、ヴィヴァルディによるおなじみの協奏曲の間に、アストル・ピアソラによるタンゴ風味あふれる作品『The Four Seasons of Buenos Aires(ブエノスアイレスの四季)』(1965年から1970年にかけて作曲)を織り交ぜている。 その後のキャリアの中では、東欧出身のあまり知られていない作曲家に光を当てる活動にも力を注いでおり、ミェチスワフ・ヴァインベルクが大復活を遂げたのも、クレーメルのたゆまぬ努力のたまものである。
- 出身地
- Riga, Latvia
- 生年月日
- 1947年2月27日
- ジャンル
- クラシック