Standards, Vol. 1

 1983年、キース・ジャレットはスタンダードナンバーを取り上げる新たなプロジェクトに着手。ゲイリー・ピーコック(B)、ジャック・デジョネット (Dr)という最強の布陣を敷いて、米ニューヨークのAvatar Studioでアルバム3枚分のレコーディングを行った。これはその中の1枚で、マイルス・デイヴィスの演奏でも知られるバラードをクールに発展させた"Meaning of the Blues"からスタート。3人のスリリングなインタープレイが楽しめる"All the Things You Are"、デジョネットの8ビートに乗ったキースのゴスペル風ピアノが心地良い"God Bless the Child"など、聴き慣れたスタンダードが経験に基づいた自由な発想で演奏されている。その結果、本作はピアノトリオの新たな可能性を示唆する話題作となった。このセッション以降、3人はレギュラーグループとして活動し、世界各地でライブツアーを行うことでさらなる進化を遂げる。

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