Shout Out to Jesus

Shout Out to Jesus

「自分の人生の目的、自分の人生で信じていることに対して、一つ一つ毎日重ねていく中でできたものが今回のアルバムになっています」。ラッパーのKvi Babaはメジャーセカンドアルバム『Shout Out to Jesus』についてApple Musicに語る。「Friends, Family & God (feat. G-k.i.d & KEIJU)」をはじめとする既発シングル4曲を含む全10曲が収録された本作は、前作に続きBACHLOGICが全面プロデュースを担当。客演でG-k.i.d、KEIJU、AKLO、J.Rio、Cherish、idom、SALUが参加している。Kvi Babaの楽曲は、子どもの頃に父親の聴いていたオルタナティブロックに影響を受けたことで形成された歌の下地と、人生の苦難を通して出会ったヒップホップ/ラップの基盤が共存することで生み出される。そのメロディアスかつエモーショナルな楽曲は、内面の葛藤の先で生きる喜びや愛ある日常を描き、躍動するメッセージと共に聴く者を鼓舞する。「僕自身、変化は毎日続いている。最近になって、明るくなっていっているような印象があります。自分の人生において、ポジティブな方向に向いています」。そう語るKvi Babaに、精神面での成長とともに大きく開かれたアルバムについて、いくつかの楽曲を紹介してもらおう。 City Love City Love City Love 「2番出口を出た所で会おう/駅は九段下で…」という一節にある地下鉄九段下駅の2番出口は、日本武道館に一番近い出口。初の日本武道館公演に向けた伏線になっています。「City Love」の「City」は、大阪でも東京でもパリでもロンドンでも、たぶんその街の中で人がいる限り愛があるはずなので、その場所のこと。ここでは「東京タワー」とも言っているように、今、東京の街で見たことを歌いました。 I Like It 自分の表現はテクニカルではないというか、結構真っすぐなタイプ。誰かに物事を伝えるときに、うまかったら「うまっ」って言っちゃうし、かわいかったら「かわいい」だし、うれしかったら「よっしゃー」だし、その「しゃー」をどう展開するかが僕の中で仕事だと思っている。でも、「うまっ」に対して「酸っぱくてうまい」くらいまでしか続かない。格好良く言えたりするタイプじゃないので、すごく巧みなことは言えない。だから結局、ストレートが自分にとって一番の武器だと思います。 Luv Myself (feat. AKLO & KEIJU) 誰かを愛するためにも自分を愛するって部分は自分の中にいつでもある。自分はダメだとか、自分は不細工だとか、自分はできない、足りてないとか、究極言うと、生まれたことは間違いとか、すごくセルフイメージが下がっていた時間が自分の人生にありました。でも周りの状況がどうであれ、僕の中で自分に対する印象がだんだん変わっていった。“Jesus Loves me”だって感じたときに、僕も“Luv Myself”する、というテーマです。そして「Too Bad Day But... [Remix]」に続いて、AKLOくん、KEIJUくんとまたやりたかった。でも、自分がフックとワンバース作るだけで何度もやり直して、結局、半年、1年くらいかかってしまいました。ただ、僕のフックとバースが固まった段階から2人ともやり直しはまったくなく、ポンポンとできていって、やっぱり先輩たちは早かったです。 Friends, Family & God (feat. G-k.i.d & KEIJU) 友達、家族、神様。どれも欠かせないです。友達とのエピソードで印象に残っているのは「胸のRadio止まんない」という一節。最初は違う歌詞だったんです。制作の最中に友達が僕のスタジオに泊まりに来たので、床に布団を敷いてあげて「レコーディングが間に合わないから、ちょっと横で歌ってるよ」って、1人で黙々と作業をしていたら「胸のRadio止まんない」って言葉が出てきた。いいなーって。ダサくてカッコイイ…でも、あったかい。そのフレーズを歌って曲を作っていたら、友達が起きてきて「ええな、それ」って言われたので、「合ってるよね。なんかいいよね」って返しました。 1234 “1、2、3、4”ってフレーズは幼稚園児でも小学生でも言える簡単な言葉ですけど、時間の移り変わりや自分自身のステップ、リズム、物事の変化や変わっていく情景もイメージできるし、いろんな意味が入っていて面白い。そこから広げて、すごく立体的な曲になったと感じます。