Nigerian Freestyle:特集「ワイアード、アフリカにいく」のBGMとしてのプレイリスト

Nigerian Freestyle:特集「ワイアード、アフリカにいく」のBGMとしてのプレイリスト

特集の制作過程で、色々とアフリカ音楽の最新動向を掘ってみたのですが、何よりも驚いたのはナイジェリアのシーンの豊穣ぶりでした。レゲトン、ヒップホップなどを基盤としながら、独自の内省性をたたえていて、やたらとメロウなんですね。しかもサウンドも華美だったりやかましくなることなく、びっくりするくらい上品。同じナイジェリア出身のシャーデーの音楽は、カリブでもヨーロッパでもアフリカでもどんな場所で聴いても、その場所にふさわしいエレガンスをあたりに振りまいてくれたものですが、同じような優雅さと空間的普遍性をもっているように聴こえるのでした。Drakeがフックアップしたことで注目を集めるWizkidは素晴らしいですが、Burna Boy、Ozzy B(Santi)、またガーナはアクラ出身のJulsなど、注目の新進アーティストが目白押しです。〈2017.9.13〉