

ニューヨークから登場し、固定観念にとらわれない旺盛な音楽探究によってヒップホップ史にその名を刻む3人組。ルーツであるハードコアパンク、そして、音楽性の揺るぎない軸であるヒップホップを起点に、レゲエやジャズ、果てはチベット仏教のチャントまで、彼らが横断する表現領域には際限がない。また、その表現手段も、3人の強烈な個性を見事に調和させたマイクリレーにサンプリングのコラージュや生楽器の演奏など、多彩にして変幻自在なアプローチによってヒップホップの枠組みを拡張。その自由度の高さが際立った楽曲の数々は、ラッパーやビートメイカー、シンガーやバンドなど、時代やジャンルを超えた後続のアーティストに多大なインスピレーションを与え続けている。