はじめての 内田光子

はじめての 内田光子

日本が誇る世界的ピアニスト、内田光子。外交官の父親の仕事で幼少期からオーストリアで過ごした彼女は、1969年に音楽の都ウィーンを拠点にベートーヴェン国際コンクール優勝、翌1970年にショパン国際コンクール第2位、1975年にはリーズ国際コンクール第2位など輝かしい賞歴を積み重ねた。その後、モーツァルトのソナタと協奏曲を積極的に演奏&録音し、いずれも高い評価を獲得。彼女の理知的で冴え冴えとした解釈にかかると、あらゆる作品が透明度を増し、見通しよく立体的に聴こえてくる。近年はマールボロ音楽祭のディレクターを務めたり、クリーヴランド管弦楽団と共演して弾き振りを行ったりと、活躍の場をますます広げている。