はじめての レイフ・オヴェ・アンスネス

はじめての レイフ・オヴェ・アンスネス

レイフ・オヴェ・アンスネスはノルウェー出身のピアニスト。古典派から近代までレパートリーが幅広く、確かな技術と深い音楽性をそなえた現代随一の実力を誇る音楽家といっても過言ではないだろう。正統派にして肩ひじ張らない洒脱さ、明確なタッチと歌心あふれるフレージング、彼のピアニズムにはバランスの良さが際立っているのも特徴だ。独奏においては世界の主要コンサートホールでの公演、また各地の一流オーケストラとも数多く共演し、近年では室内楽にも力を注ぐなど、多面的にピアノ音楽と向き合っている。このプレイリストは、彼のそうした姿勢や音楽性が十分に味わえるよう、協奏曲や共演作品も充実。もちろん同郷のエドヴァルド・グリーグの「抒情小曲集」の静かなるロマンもすばらしいの一言。