レイフ・オヴェ・アンスネス

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レイフ・オヴェ・アンスネスについて

1970年にノルウェーのカルメイで生まれたピアニスト、レイフ・オヴェ・アンスネスは、多くのレコーディングやコンサートで大きな称賛を受けてきた。中でも、2007年にヘリコプターでノルウェーのとある山の頂上までピアノをつり上げ、そこでグリーグの「バラード ト短調」を演奏したのは、最も印象的な瞬間の一つだった。また2002年に、かつてグリーグがトロルドハウゲンに建てた作曲小屋で本人が使用していたピアノを弾いて、『Lyric Pieces(抒情小曲集)』をレコーディングしたのも、母国の偉大な作曲家の名曲に新鮮な切り口でアプローチするという、象徴的なプロジェクトだった。しかし、彼のレパートリーは決して偏ったものではなく、クラシック音楽の領域を幅広くカバーしている。彼の完璧なまでに輪郭の整ったピアニズムは、2021年の『Mozart Momentum - 1785』と翌2022年の『Mozart Momentum - 1786』という二つのアルバムでモーツァルトの音楽に鮮やかな光を当て、2012年から2014年にかけてリリースされた『The Beethoven Journey』と題された三つのアルバムでは、ベートーヴェンの五つのピアノ協奏曲を、円熟味を感じさせる堂々たる演奏で聴かせてくれる。温かみと輝きのある音色のパレットを手にしているレイフ・オヴェ・アンスネスは、どのようなスタイルの演奏でもリスナーを引き込むことができる。彼が現代における最も親しみやすいピアニストの一人となった理由は、そこにある。

出身地
Karmøy, Norway
生年月日
1970年
ジャンル
クラシック