2011年の結成以来、気の遠くなるような試行錯誤を重ねてきたSurvive Said The Prophet。構築と破壊、そして再生を経て、遂に手にした自由を謳歌している。早くから東京ラウドシーンの最終兵器と評された彼らは、エモ／スクリーモの定義を更新するべく、2015年にファーストアルバム『Course Of Action』を発表。その後、IssuesやCrown the Empireらを手掛けるKris Crummettをプロデューサーに迎えたアルバム3作で、日本はもちろん、世界で戦うバンドの基礎とオリジナリティをたたき上げていく。2016年のセカンドアルバム『FIXED』と2017年のサードアルバム『WABI SABI』でバンドの揺るぎない土台の構築に着手し、大きな飛躍を果たした2018年のアルバム『s p a c e [s]』には人気アニメのタイアップ曲となり、日本語詞を取り入れた「NE:ONE」「found & lost」を収録。確かなスキルやミュージシャンシップ、メンバーの個性が楽曲に注ぎ込まれ、メタル、パンク、ハードコア、エモからヒップホップ、R&Bまで幅広いジャンルを消化し、ネイティブな英語を操るYoshの魂を震わせる圧倒的なボーカルパフォーマンスがその濃密な音楽世界をけん引する。そして、2020年の5作目となるアルバム『Inside Your Head』では、表現の限界領域を取り払い、バンドサウンドとシンセサイザーやリズムマシーンの融合、劇伴作家の澤野弘之によるピアノ、ストリングスのアレンジなど、サウンド面においてさらに大きく進化を遂げた。2021年にはバンド結成10周年を迎え、Survive Said The Prophetは世界を視野に育んできたオリジナリティをもって高らかに飛躍する。