最新リリース
- 2023年2月8日
- 1曲
- HARVEST · 2003年
- Life goes on - Single · 2002年
- Buzz Songs · 1998年
- Lily of da Valley · 2001年
- Viva La Revolution · 1999年
- Lily of da Valley · 2001年
- Viva La Revolution · 1999年
- Lily of da Valley · 2001年
- INDEPENDIENTE · 2006年
- Tiny World - Single · 2022年
必聴アルバム
- 前作「Lily of da Valley」から2年以上のインターバルを空けてリリースされた、通算5作目のアルバム。Kj(Vo/G)自身が難産の末に完成した事実を認めており、その成果として彼ら流のミクスチャーサウンドが新しい段階において実をつけている。ドラムンベースのリズムを取り入れるなど、エレクトロニックな要素を積極的に導入した"House of Velocity"や、2002年に開催されたサッカーの国際大会でテーマソングに起用された"Fantasista"、SBK(スケボーキング)をゲストにフィーチャーした"Episode 4"、Kjの人間性を感じさせるウォームな味わいの"Morrow"など、バンドにとっての新たなアプローチとこれまでの経験が巧みに結晶した楽曲を収録。常に前進することを自らに課した彼らが、その高いハードルを見事にクリアした出色の一作。
- 名実ともに、1999年当時の音楽シーンを代表する一作となったサードアルバム。DJのBOTSが正式メンバーとして加わり、4人編成としてバンドがリリースした初作品となった。大ヒットシングル"Let yourself go, Let myself go"までを境に、前半はヒップホップ寄りのアグレッシブなナンバーが続き、レゲエ調の"Dark cherries"を挟んでからの後半はロックサウンドが中心の構成となっている。仲間との共闘を呼び掛ける"Humanity"など強いメッセージ性が特徴的で、中でも当時のKj(Vo/G)が同時代を生きる者たちにポジティブな言葉を送る"Viva la revolution"は、後のライブの場でオーディエンスから熱い支持を集めるアンセムとなった。混沌の時代を雄々しく突っ走るバンドの姿が目に浮かぶ傑作。
- あふれ出る勢いとみずみずしさで、音楽シーンに鮮烈な衝撃を与えた1998年のセカンド・フルアルバム。先行してスマッシュヒットした"陽はまたのぼりくりかえす"と"Under Age’s Song"は初期の代表曲であり、まだ当時19歳だったKj(Vo/G)が紡ぐ温かなメロディと、若い世代に寄り添うような思いを伝えるラップとライムが素晴らしい。バンド正式加入前のBOTS(DJ)によるスクラッチなどのヒップホップ的な音色が随所で散りばめられており、パンクサウンドとダイナミックに融合した"Mustang A Go Go!!!"はライブの人気曲となった。さらにジャズのエッセンスを混ぜ込んだ"Don’t worry 'bout me"からは、バンドがミクスチャーロックに傾倒する前段階であることもうかがえる。
- 2017年
- 2014年
- 2010年
- 2009年
- 2007年
- 2005年
- 2004年
- 2022年
- 2021年
- 2021年
- 2020年
アーティストプレイリスト
- 特別な場所を作り上げてきたメッセージ性と変革をリードし続けるサウンドの軌跡。
- 傷つき、背負うべきものを増やしながら絆を深めてきた、気高いサウンドと物語。
- "Dragon Ash登場以降"という時代の、広く耕された土壌で育まれた楽曲たち。
- 2023年
- 2022年
- 2022年
- 2021年
- 2021年
- 2018年
ベストアルバム、その他
Dragon Ashについて
Dragon Ashの特徴の一つに、そのスタイルの変遷が挙げられる。しかし彼らのそれは、ただ変わるだけではなかった。その都度新しい表現の形を血肉化し、Dragon Ashという母体から生み出されるオリジナルな音楽として提示してきた。だからこそ多くのリスナーが引きつけられ、常に次のアクションを期待される存在になった。中学生時代からの友人同士であるKj(Vo/G)と櫻井誠(Dr)、年長ミュージシャンとして活動していたIKÜZÖNE(B)によって結成されたDragon Ash。1997年にメジャーデビューするや否や2作のミニアルバムとフルアルバム『Mustang!』を立て続けにリリースする。当初はオルタナティブ/ポストグランジの要素が強く、そこにパンクやメタルを取り入れた楽曲を奏でていたが、次第にラップ/ヒップホップの要素を強め「陽はまたのぼりくりかえす」や「Under Age’s Song」といったメッセージ性豊かなシングル曲が注目を集める。1999年には3作目のアルバム『Viva La Revolution』を大ヒットさせ、全国ライブツアーのみならず音楽ジャンルを横断する独自イベント「Total Music Communication」を初開催した。アンダーグラウンドな現場から生まれる先端の音楽を貪欲に取り入れ、それをロック/ポップミュージックのシーンに伝える存在としても、Dragon Ashの影響力は大きかった。彼らを通じてそうした音楽を知り、魅了されたファンも多かっただろう。巨大な賞賛を浴びる一方で、その破竹の勢いゆえに周囲との摩擦を生むこともあったが、メンバーにはBOTS(DJ)やhiroki(G)、そしてATSUSHI(Dance)やDRI-V(Dance)も順次加わり、踏みとどまることなく表現領域を拡大していく。エレクトロニカの手法を取り入れて重厚な音のレイヤーを構築してみせたアルバム『HARVEST』(2003年)、さらに『Rio de Emocion』(2005年)以降はラテン/ブラジル音楽を消化、吸収したミクスチャーロックの作風が続き、音楽フェスティバル隆盛の時代を熱狂的なサウンドでリードしていくことになる。自身が企画する公演ではライブハウスでのパフォーマンスに強いこだわりを持ち、日本武道館でのワンマンも2014年まで行われることがなかった。一方で映画の主題歌に起用された「静かな日々の階段を」やサッカー放送のテーマ曲に用いられた「Fantasista」「Velvet Touch」など、他のカルチャーと交わりながら人気を博す楽曲も少なくない。2012年にはIKÜZÖNEが急逝するという困難に見舞われたものの、その深い悲しみを乗り越える楽曲も生み出しながら活動を継続。メンバー個々の柔軟な別働プロジェクトが広がる一方で、バンドの結束力は一層強まっていった。2020年には、長きにわたってバンドにおける肉体表現を追求してきたATSUSHI、DRI-Vのダンサー陣も役割から身を引き脱退。しかしバンドはその後も豊かな経験を踏み台に跳躍し、ラウドで美しいミクスチャーロックを発明し続けている。
- 出身地
- Japan
- 結成
- 1996年
- ジャンル
- オルタナティブ