最新リリース
- 2023年10月20日
- 4曲
- NEW YANKEE · 2014年
- Dream and Drama · 2008年
- GOLD DISC - EP · 2020年
- The KING · 2019年
- NOISE CANCEL · 2021年
- The KING · 2019年
- NOISE CANCEL · 2021年
- GOLD DISC - EP · 2020年
- GOLD DISC - EP · 2020年
- THE NEVER SURRENDERS COMPILATION · 2021年
必聴アルバム
- 京都出身のラッパー、ANARCHYが、2006年にリリースしたファーストアルバム。BACH LOGIC、Equal、YAKKO for AQUARIUSらがプロデューサーを務め、朋友のRYUZOをはじめ、M.O.S.A.D.、AK-69、DJ HAZIME、太華ら豪華なゲスト陣を迎えて制作された。アルバム全編から強烈に伝わってくるのは、自身の境遇やハードな現実と真正面から向き合いながら、ときにブルージーに、ときにエモーショナルにリスナーの心を強く揺さぶる、ANARCHYの声の圧倒的なまでの強さだ。ピュアな初期衝動や積もり積もった熱い思いを目一杯詰め込んだような、1作目ならではの濃密さと、デビュー作とは思えないほどの完成度の高さを同時に実現し、シーンの度肝を抜いた。
アルバム
- 2021年
- 2014年
- 2021年
- 2020年
- 2020年
- 2020年
アーティストプレイリスト
- 赤裸々な言葉で吐き出すリアリティ。魂を揺さぶるハードコアなヒップホップ。
- ハードコアな世界観が味わい尽くせる映像で心を揺さぶるラップの魅力をチェック。
参加作品
ANARCHYについて
ヒリヒリするような緊張感、リアリティを帯びたリリックとパワフルなラップを武器に、時にブルージーに、時にエモーショナルに、聴く者の心を問答無用で揺さぶる。日本のヒップホップのメインストリームを歩み続けるラップスター、ANARCHY。将来の選択肢が限られていて、何かを少し間違えれば道を踏み外してしまいかねない。そんな厳しい境遇から抜け出すために、その状況すらも逆手に取り、時に赤裸々に、時にユーモアを交え、リリックに思いを込めてラップで吐き出す。ラップに救われ、マイク1本でスターダムを駆け上り、スケールの大きな夢を実現する。ヒップホップはアメリカはもちろん、世界中のさまざまな国でそんな成功例を生んできた。そんなステレオタイプともいえるサクセスストーリーを日本のヒップホップシーンの真ん中で、地に足を着けて信念を曲げずに貫き通しながら実現してきたのがANARCHYというラッパーだ。彼の生い立ちはしばしば自身の曲の中で歌われている。例えば、2006年のセカンドシングル「Growth」を聴けば幼少期の様子がよく分かる。ヒップホップに出会い、ラッパーを志すことになった思春期は、MUROをプロデューサーに迎えて制作された2011年のアルバム『Diggin' Anarchy』収録の「K.I.N.G.」でリアルに描かれている。真っすぐな言葉で力強く、たたきつけるように吐き出されるラップで情景や心情を生々しく描き出す。ANARCHYの魅力が存分に発揮された楽曲だ。デビューアルバムとは思えない完成度でシーンの度肝を抜いた2006年の『Rob the World』から、ANARCHYはアルバムを出すたびに常に右肩上がりの評価を得てきた。胸の内をストレートに吐露するようなハードコアなラップから享楽的なパーティーチューン、スケールの大きなセルフボーストや巧みなストーリーテリングまで、さまざまなタイプの楽曲を見事に歌いこなしている。また、アメリカ人プロデューサーのSKI BEATZによる「24 HOUR KARATE SCHOOL」の日本バージョンで2010年リリースの『24 Hour Karate School Japan』に収録されたRINO LATINA II、漢 a.k.a. GAMI、MACCHOとのマイクリレーによる「24 Bars To Kill」、DJ HAZIMEプロデュースでBACHLOGICがトラックを手掛けたDABOとKREVAとの共演曲「I Rep」という日本のヒップホップ史に残るクラシックチューン2曲で絶大の存在感を放っていることも決して見逃すことはできない。2008年には自伝を出版し、2014年には自身の生い立ちをアメリカ人監督が追いかけたドキュメンタリー映画の公開と映画『TOKYO TRIBE』出演があり、2015年からは『HiGH&LOW』シリーズにも出演、さらに2019年には自身が監督を務めた映画『WALKING MAN』を発表するなどマルチな活動を展開してきた。あくまでもヒップホップを軸にしながら活動の幅を広げる姿は、海外ではよく見かける。そんな成功したラッパーらしい振る舞いも、日本のヒップホップドリームの体現者と呼びたくなるゆえんだ。
- 生年月日
- 1981年9月2日
- ジャンル
- ヒップホップ/ラップ