アン・ルイス

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アン・ルイスについて

ロックでメロディアスな楽曲をダイナミックに歌い切るシンガー、アン・ルイス。彼女の歌は幅広い層に親しまれており、カラオケの定番だという人も多いだろう。中でも「六本木心中」(1984年)はヒットした当時から盛り上がる曲として人気を誇る。この歌は「LUV-YA」(1983年)や「あゝ無情」(1986年)と同じくNOBODYの作曲によるもので、彼女が掲げた歌謡ロックを体現する一曲だ。この前段階として「女はそれを我慢できない」(1978年)や「ラ・セゾン」(1982年/作詞:三浦百恵、作曲:沢田研二)といったヒット曲があることも見逃せない。さらに後年リリースしたミディアムテンポの「WOMAN」(1989年)も名曲との誉れが高い。そんなアンだが、1971年に14歳でデビューした当時はアイドル歌手で、彼女を見いだした作詞家のなかにし礼の下でかなりポップな曲を歌っていたことを知ると、驚く人もいるかもしれない。一時期はグラビアでも活躍したほどで、そんな中で1974年にはバラードの「グッド・バイ・マイ・ラブ」をヒットさせている。また1979年には作詞が吉田美奈子、作編曲が山下達郎によるディスコ調の「恋のブギ・ウギ・トレイン」を歌うなど、彼女自身がどんな楽曲を歌っていくべきかを見極めていった事実がうかがえる。昭和歌謡というジャンルの中でも個性の強いアンの歌謡ロックに注目してみれば、きっと新たな楽しみと発見があるはずだ。

出身地
Takarazuka
生年月日
1956年6月5日
ジャンル
J-Pop

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