

横浜にあったアメリカ軍の住宅街で育ち、子役として幼少期から芸能界で活躍していたアン・ルイス。小学生のころから Led Zeppelin などのロックを愛聴し、1971年に念願の歌手デビューを果たした。当初はアイドル歌手のような佇まいで清楚な歌声を聴かせたが、次第に自身が熱望するロック路線へとスタイルを移行。艶と深みのあるハスキーヴォイスで "六本木心中"、"あゝ無情" などダイナミックでビート感のあるヒット曲を放ち、日本における女性ロックシンガーの先がけとなった。三浦百恵(山口百恵)が作詞、沢田研二が作曲した "ラ・セゾン"、竹内まりやが作詞作曲した "Linda(リンダ)" など、著名なアーティストが楽曲提供している点にも注目だ。