最新リリース
- 2023年2月27日
- 15曲
- Demon Days · 2005年
- Gorillaz · 2001年
- Cracker Island · 2022年
- Gorillaz · 2001年
- Song Machine, Season One: Strange Timez (Deluxe) · 2020年
- Demon Days · 2005年
- Cracker Island · 2022年
- Plastic Beach · 2010年
- Song Machine Episode 2 – EP · 2020年
- Cracker Island · 2022年
必聴アルバム
- コミックアーティストのジェイミー・ヒューレットが手掛けたカートゥーンをフィーチャーしたバーチャルバンド。仕掛け人はブラーのデーモン・アルバーン。グループでは表現し切れない多様な音楽性を追求した覆面バンドのサウンドは、ヒップホップ+エレクトロニカに独特のポップエッセンスを加えたものだが、随所からにじみ出すメランコリックなムードはいかにもアルバーンらしい。プロデューサーはオルタナシーンの顔役デンジャー・マウスで、"Feel Good Inc."や"Dirty Harry"といったナンバーはキャッチーだが一癖も二癖もある野心的なアプローチで聴くほどにハマる。ゲスト陣はデ・ラ・ソウル、アイク・ターナー、MF Doom、ネナ・チェリー、ナレーションに俳優のデニス・ホッパーという豪華かつ変則的な顔ぶれ。
- 2001年
アルバム
- 2023年
- 2018年
- 2017年
- 2010年
- 2005年
アーティストプレイリスト
- アニメで描かれた4人組のバーチャルバンド。デーモン・アルバーンの先見性あふれるポップセンスが光る。
- Zaneがゴリラズの共同設立者にニューアルバム『Cracker Island』について聞く。
- 2021年
ライブアルバム
- 2010年
ベストアルバム、その他
- 2007年
- 2001年
ラジオ番組
- ゴリラズ自身が届ける彼らの世界と音楽。
ゴリラズについて
1990年代後半のある日、漫画家でイラストレーターのJamie Hewlettとブラーのシンガーのデーモン・アルバーンは、ウェストロンドンのアパートでテレビを観ていた。それは8つのチャンネルを1つの画面で同時視聴できる最新機種のテレビだった。我らの目はうつろで、頭は空っぽ。画面には次から次へと映像が映し出されていた。その頃は、リアルライフを事前にパッケージした物語にして、人々をマンガのキャラクターに変えてしまう、リアリティ番組の黎明期だった。彼らは疑問を抱いた。カルチャーがすでに偽物なのだとしたら、なぜそれが本物であるふりをし続けるのだろう?一見すると、アニメ化された“バーチャルバンド”(メンバーは2D、不良のマードック・ニカルス、ギャングスターのラッセル・ホブス、かわいいアウトサイダーのヌードルの4人)の彼らは、メインストリームのポップに挑むアートスクールのようで、ギミックがあるように感じられた。だが思い返してみると、ゴリラズの作品は、「Feel Good Inc.」や「Dare」のようなエレクトロインディーポップや、アメリカンゴスペルやアフリカンフォーク、ダブの断片を取り込んだ一風変わったヒップホップの「Clint Eastwood」「Dirty Harry」など、時とともにより身近になっていった、不安定で分断された世界を反映していたのだ。固定のラインナップがなく、ボーカリストやコラボレーターが常に入れ替わる(エルトン・ジョンからデ・ラ・ソウル、ザ・クラッシュのベーシストだったポール・シムノンからアフリカ系キューバ人シンガーのイブラヒム・フェレールまで)点は、“バンド”という旧来の考え方を覆しただけでなく、文化や様式、その他の境界線に縛られない、まるで共同体のような、ちょっとユートピア的にさえ感じられる音楽のビジョンを映し出した。それに彼らは、「On Melancholy Hill」でディストピアを投影した時でさえ、未来を明るく描いてみせた。ゴリラズからはいつだって、今を生きるプレイリストを期待できるのだ。
- 出身地
- London, England
- 結成
- 1998年
- ジャンル
- オルタナティブ