- Get Rich or Die Tryin' (Bonus Track Version) · 2003年
- ザ・マッサカー~殺戮の日。 · 2005年
- ザ・マッサカー~殺戮の日。 · 2005年
- Get Rich or Die Tryin' (Bonus Track Version) · 2003年
- ザ・マッサカー~殺戮の日。 · 2004年
- Get Rich or Die Tryin' (Bonus Track Version) · 2003年
- Before I Self Destruct (Bonus Track Version) · 2009年
- Relapse: Refill · 2009年
- Get Rich or Die Tryin' (Music from and Inspired By the Motion Picture) · 2005年
- All About You · 2010年
- Curtain Call 2 · 2022年
- Get Rich or Die Tryin' (Bonus Track Version) · 2003年
- Get Rich or Die Tryin' (Bonus Track Version) · 2003年
必聴アルバム
- ニューヨーク・クイーンズ出身のラッパー、50セントが2003年にリリースしたファーストアルバム。1990年代末にプロダクションデュオのTrackmastersに見出されてデビューを果たすも、銃撃事件に巻き込まれるなどしてアルバムがお蔵入りに。キャリアの仕切り直しを余儀なくされたが、ヒット曲のビートを借用して自分のラップを乗せるビートジャックによって、アンダーグラウンドシーンで注目され、エミネムとドクター・ドレーのバックアップを得て本作を完成させた。全米ナンバーワンヒットとなったドレーによるプロデュースの"In da Club"、ネイト・ドッグをフィーチャーした"21 Questions"、ボーナストラックとして収録され、エミネムの主演映画『8 Mile』(2002)のサウンドトラックに提供された"Wanksta"など、ハードなリリックとパワフルなラップの魅力を凝縮したような重量級の仕上がりで、全世界で1000万枚を超えるセールスを記録。彼を瞬く間にシーン屈指のスターの座に押し上げたモンスターアルバムだ。
アーティストプレイリスト
- ストリートから一気にメジャーへ。大御所ラッパーに見出されたその才能を知る。
- クイーンズ育ちのラッパーが、音楽業界を制するまでの軌跡をビデオ作品で追う。
- タイトなラップで人気のハードコアラッパーの確かなスキルを存分に味わう。
- ハードコアなスタイルで強烈な存在感を放つ人気ラッパーの影響力の大きさを探る。
- 2000年代初頭にブレイクしたハードコアラッパーのスキルのルーツをたどる。
- 2018年
- 2017年
ベストアルバム、その他
- Alonestar, Skyla Sheeran & rion s
- ニッキー・ミナージュ
- Don Q & エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディ
- オマリ・ハードウィック
- Shatta Wale
50セントについて
2003年、ヒップホップは過渡期にあった。やけに艶っぽいうわべだけのものになってしまっていたヒップホップに対抗できる者が必要とされていた。そこに現れたのが、50セントことCurtis Jacksonだ。1980年代から1990年代のヒップホップを築いたアイコンたちはすでに新しい世界に進んだか、ノトーリアス・B.I.G.や2Pacのように他界していた。このクイーンズ生まれのラッパーは、ヒップホップシーンにおける最新の悪役として登場したのだった。恐れ知らずでバトルへの準備万端のこのMCは、型破りな方法で足跡を残すことを望んだ。その良い例が、彼のファーストシングル「How to Rob (feat. The Madd Rapper)」だ。有名R&Bシンガー、大物ラッパー、ハリウッドの大スターたちの座を略奪することを夢見るという内容の物議を醸す曲だった。もう誰も安全ではなかった。彼は、キャリアを通して威張った態度を取り続けたが、そうした振る舞いがいつも彼の利益になるわけではなかった。2000年、50セントは駐車した車の中で9発の銃弾を受ける。その年にリリースを予定されていたアルバム『Power of The Dollar』は、この事件を受けて棚上げにされた。そして傷が癒えると、彼は音楽を作り、失敗した契約から立ち直ることを誓った。そして、プロデューサーのTrackmastersやトゥルー・マスター、 ノッツのビートをフィーチャーしたコンピレーションアルバム『Guess Who’s Back?』を発表する。それがエミネムの目に留まり、50セントはエミネムのShady Recordsと契約を結んだ。その1年後の2003年、インタースコープとドクター・ドレーのレーベルAftermath Entertainmentとの共同契約を通して、『Get Rich or Die Tryin’』をリリース。「Wanksta」「In da Club」「P.I.M.P.」といったシングルでの彼のゆるく生意気なフロウは、シーンに衝撃を与え、50セントをスターにした。彼は競争心の強いキャラクターを生かしてテレビ番組『POWER/パワー』をプロデュースし、2020年に6シーズンで終了するまで驚異的な成功を収めた。現代を生きるための優れたスキルとビジネスの才覚を持つ50セントは、確かに悪役としてキャリアを開始したかもしれない。だが、彼はヒーローになったのだ。
- 出身地
- Queens, NY, United States
- 生年月日
- 1975年7月6日
- ジャンル
- ヒップホップ/ラップ