最新リリース
- WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO? · 2019年
- dont smile at me · 2016年
- What Was I Made For? (From The Motion Picture "Barbie") - Single · 2023年
- everything i wanted - Single · 2019年
- Happier Than Ever · 2021年
- lovely - Single · 2018年
- WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO? · 2019年
- WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO? · 2018年
- Therefore I Am - Single · 2020年
- dont smile at me · 2017年
必聴アルバム
- 「強制されることも、プレッシャーも、怖さもなかった。それが良かった」と、ビリー・アイリッシュは本作『Happier Than Ever』の制作について、Apple Musicに語る。前作同様、すべての曲作りとレコーディングを兄のFINNEASと共同で手掛けたこのセカンドアルバムにおいて、19歳のシンガーソングライターである彼女は深く自分を見つめ直している。パンデミックの最初の1年はアイリッシュにとって、またたく間に世界で最も影響力のある有名なティーンになって大きく変化した彼女の人生と、自らの進化について整理する時間となった。「これまでの曲はどれも全部大好きだけど、自分自身との闘いみたいなものだったと思う」と、彼女は言う。「今人気急上昇中のアーティストたちにこう話したことがある。『人気者になるってことがどんな感じか私は知ってるけど、あなたにとってどうなのかは分からない』って。同じ経験でも、受け止め方は人によってまったく違うからね」今回のアルバムは、ジャンルにあらがい、わずかに邪悪な鋭さを持った2019年の前作『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』の作風からは大きく離れ、プロダクションとアレンジの大半にオープンで風通しの良い印象が感じられる。インスピレーションとなっているのは、失恋ソングで有名なシンガーのジュリー・ロンドンで、彼女の落ち着きのある1950年代のポップスとジャズからの影響が大きい。そして「Getting Older」における“年齢”や、「Oxytocin」の“官能性”、あるいは「NDA」での“名声の不条理”といったテーマを新しい視点から語るとき、アイリッシュは自らの歌声の形や大きさを思いのままに変化させ、他の誰でもない、彼女自身のコントロール下にある楽器として響かせる。そこには、安らぎとまでは言わないまでも、真の自由が感じられる。「自分が自分のパロディみたいな気がしてきたんだけど、それってものすごく奇妙だよね」と、彼女は言う。「だから内側の声に耳を傾けて、今本当に好きなものと、過去の自分なら気に入ったはずだと思うものを見極めようとしてみた。本気で自分のことを評価する必要を感じて、『今の私は自分をどうしたいわけ?』って考えないといけなかった」そんな彼女の成長の証しが顕著なのは、晴れ渡るような「my future」と、感情が鮮明に現れた「Happier Than Ever」だ。タイトルトラックである「Happier Than Ever」は、穏やかなバラードからごく自然かつ唐突に、ゆがんだギターと遠くの叫び声が波のように押し寄せる展開へと一転する、アルバムの中でも傑出した曲である。両曲とも、これまでから飛躍的な進歩を感じさせる。「『(アルバムは)どんなふうになるだろう? これはどんな曲?』とか考えることはまったくなかった」と、制作のプロセスについて彼女は言う。「とにかく曲作りを始めて、書き続けていった。そのうちに、まさに曲が自分から出来上がっていった。ただ自然に生まれてきただけ。簡単なことだった」
- アメリカで年間最多セールスを記録、グラミー賞の主要4部門を制覇するなど、2019年を代表するアルバムとなったビリー・アイリッシュのデビューアルバム。このエポックメイキングな一作が、弱冠17歳の少女が兄と二人で、ホームレコーディングのDIYで作り上げた作品であったことは世界を驚かせた。エレクトロミュージックやソウル、ゴスにフォークといったあらゆるジャンルをヒップホップを前提とした世代のビート感覚でフュージョンしていく本作は、極端にローが強調されたサウンドメイクが特徴。ミニマルな骨組みの中を漂うサブベースによって厚みを増し、メロウネスや空虚感に満ちた暗いムードは、未来に対する漠然とした不安を漂わせる今の空気を象徴するものでもある。「一人で家にいる静けさが好き」と強がってみせる"when the party's over"や、「みんなの副流煙にまみれながら缶入りコーラを飲んでいる」と、醒(さ)めた自分を描写する"xanny"など、彼女が歌うのはSNSや友人の輪の中で深まっていく孤独や自己嫌悪であり、それは彼女と同世代のキッズにとってあまりにもリアルな心境の吐露だった。サビもコーラスも持たないメロディにビリーの呟きのような歌声がそっと重なる"bad guy"が、そのアンチクライマックスな曲構造にもかかわらず熱狂的に支持され、大合唱を誘うアンセムと化したように、彼女は本作でこれまでの「ポップ」の定義を覆した革命児でもあった。
アルバム
- 2021年
- 2017年
アーティストプレイリスト
- ティーンの憂鬱を歌う大人気のポップスター、そのダークでシュールな映像世界。
- 2000年代生まれの新星シンガーソングライターを育んだ多彩な楽曲。
- モダンポップのアイコン、ビリー・アイリッシュの曲で、運動の集中力を高める。
- ビリー・アイリッシュが、心穏やかに過ごすための音楽をセレクト。
- 2023年
- 2022年
- 2020年
ライブアルバム
ラジオ番組
- ビリー・アイリッシュと父親が互いに紹介し合った楽曲を共有。
ビリー・アイリッシュについて
シンガーソングライターのビリー・アイリッシュは、何か新鮮なことを感じた時に、まずそれを携帯電話に書き留めるのだという。「何を書いたっていいんだよね」と、Apple Musicのインタビューシリーズ『UP Next』で彼女は語った。「そこでは真実を語ることだってできるし、別に他人に語らなくてもいい。とにかく書いたら、それが自分のものになる」2001年にロサンゼルスで生まれ育ち、俳優/ミュージシャンの両親にホームスクールで勉強を教わった、本名ビリー・アイリッシュ・パイレート・ベアード・オコネルは、11歳の頃に曲を書き始め、タイラー・ザ・クリエイターやEarl Sweatshirtといったラッパーたち、ラナ・デル・レイに感化され、メランコリーでミニマル、そしてどこか非現実的なポップを開拓していった。ビリーは実家のベッドルームで、彼女のプロデューサーである兄のFINNEASと共に作曲/レコーディングを行い、2017年にEP『dont smile at me』をリリース。それから立て続けにシングルを発表し、ストリーミング時代において、アーティストは自分のベッドルームから自由にスポットライトに躍り出ることができるという完璧な見本を示した。それから2年でデビューアルバム『WHEN WE ALL FALL ASLEEP WHERE DO WE GO?』を発表。メンタルヘルスと眠りの現象を掘り下げた実験的ポップの名作は、グラミー賞を総なめにし、さらに初のApple Music Awardsで最高の栄誉となる「グローバル・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞、2020年におけるポップミュージックの概念を完全に覆した。そんな世界中の注目をよそに、ビリーはコラボレーションをするアーティストたち(Vince Staples、カリード)の幅を広げながら、自由かつ流動的に動けるスペースをなるべく確保し、安直な定義づけをされることを避けている。「もし誰かが『ああ、彼女のサウンドってこうだよね』とか言ったり、誰かに私のサウンドは何かって聞かれて、その答えを知ってると思うなら、それは違うよ」と、彼女は言った。「私はサウンドを見つけようとしてるんじゃなくて、何かを作りたくて、作りたいもののアイデアがある時に、それをただ形にしてるだけなんだ」
- 出身地
- Los Angeles, CA, United States
- 生年月日
- 2001年12月18日
- ジャンル
- オルタナティブ