何かと息苦しい世の中に風穴を開けていくキュートな革新者、ナナヲアカリ。2016年にボーカロイドプロデューサー、Neruが作詞作曲した「ハッピーになりたい」を動画投稿サイトにアップし、チャーミングな歌声で一躍注目の存在となる。その後も気鋭クリエイターとのコラボレーションと、自身のソングライティングによって独自の世界を築き、2018年にメジャーデビューした。ヘタレな自分をさらけ出し、それをそのままキャッチーなポップソングに変換する彼女。世界はままならないし、理想の自分にはほど遠いと嘆いても、その歌からは不思議とポジティブなエネルギーがあふれ出る。2020年発表のアルバム『七転七起』では“七回転んだら、七回だけ起きてみよう”というユニークなメッセージを発信。常にユーモアを忘れず、ダメでもともとの精神で突き進んでいく彼女の姿は、あと一歩踏み出せない人の心を揺り動かし、大きな共感を巻き起こしている。