ジェームズ・ニュートン・ハワード

ジャズ／フュージョン界からサウンドトラックの世界に進出した、大作や話題作には欠かせない作曲／編曲家。1951年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。南カリフォルニア大学でピアノを専攻していたが、わずか6週間で中退。1975年から数年間、エルトン・ジョンのツアーやレコーディングに参加した後、スタジオミュージシャンとして、ダイアナ・ロス、バーブラ・ストライサンド、リンゴ・スター、エリック・クラプトンなど、多くのトップアーティストと共演する。1980年代からテレビドラマや映画の音楽を手掛けるようになり、1990年公開のハリウッド映画でブレイクを果たした。『The Hunger Games』シリーズをはじめ代表作は多く、中でもハンス・ジマーと共に音楽を担当したクリストファー・ノーラン監督の『The Dark Knight』（2008年）では、グラミー賞を受賞。また2000年には、サウンドトラック界で最も栄誉ある賞の一つであるASCAP主催のヘンリー・マンシーニ賞（生涯功労賞）を受賞するなど、ハリウッドを代表する音楽家の地位を確立させている。