魂のゆくえ

魂のゆくえ

オーケストラとのコラボレーションによりウィーンで録音された前作「ワルツを踊れ」と、そのライブ再現を含むライブ盤「Philharmonic or die」を経てのくるりオリジナル8thフル・アルバム。これまで、ジム・オルークとのコラボレーションやダンス・ミュージックへの接近、エレクトロニカの導入など、毎回大きな話題を持った作品を作ってきた彼らだが、本作ではニューヨークでのレコーディング敢行というエピソード以外に派手なトピックを持たない、Radiohead「In Rainbows」すら思わせる素の作品を作り出してきた。“愉快なピーナッツ”、“さよならリグレット”、“三日月” といった話題のシングルも余すことなく収録し、全13曲(+ボーナストラック“三日月”)とボリューム感抜群の本作だが、1曲ごとのクオリティもすさまじく、一聴するたびの充足感はくるりのキャリアの中でも屈指の1作と言えるだろう。

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