最新リリース

- 2022年10月9日
- 真夏日 - Single
- 1曲
- 琥珀色の街、上海蟹の朝 - EP · 2016年
- TEAM ROCK · 2001年
- ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER · 2006年
- ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER 2 · 2011年
- くるりの20回転 · 2016年
- さよならストレンジャー · 1998年
- ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER · 2006年
- ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER · 2000年
- くるりの20回転 · 2016年
- ベスト オブ くるり / TOWER OF MUSIC LOVER · 2003年
必聴アルバム
2002年
くるりが佐久間正英をプロデューサーに迎えて1999年にリリースしたデビュー・アルバム。
2021年
2020年
2018年
2014年
2012年
2010年
2009年
2008年
2008年
2008年
2018年
2018年
アーティストプレイリスト
フォークから打ちこみまで、アルバムごとに多様な音楽性を発揮するロックバンド。
自分たちの音楽を更新し続ける彼らの、多角的な魅力を映像で楽しむ。
趣深いメロディと文学的な歌詞世界。豊かな情景を描き出す普遍的なポップソング。
2022年
2022年
2022年
2021年
ライブアルバム
ベストアルバム、その他
2016年
2014年
2010年
もっと聴く
くるりがゲスト出演。結成から未来、新作『天才の愛』について語る。
くるりについて
終着駅のその先へ。桟橋から対岸へ。あらゆる垣根や境界線を越え、ただ心の赴く方へと導かれる音楽の旅。それがくるりの道程だ。高校の同級生としてそれぞれに音楽活動を行っていた岸田繁(Vo/G)と佐藤征史(B/Vo)は、1996年に同じ大学の音楽サークルで3ピースバンドのくるりを結成。Apple Musicのインタビューで岸田は、「自分で歌うようになるとあんまりギターが細かいのが弾けなくなるんで、割とパンキッシュなサウンドに変えていったような気がします。その時にシンプルやけど強い感じというんですかね、エネルギーがみなぎる感じというか。そういう風にちょっと感じたかな」と当時を振り返っている。
インディーズ時代からその音楽性は高く評価され、はっぴいえんどによる1970年代から受け継がれる日本語ロックの遺産、そして1990年代のオルタナティブロック直系の表現衝動や芸術性を兼ね備えたシングル「東京」(1998年) でメジャーデビューを果たす。その後も佐久間正英や根岸孝旨、ジム・オルークといった国内外のプロデューサーと連携しつつ、先鋭的でありながらも心の繊細な部分に触れる豊かなロック作品の数々を生み出していった。正式バンドメンバーは最大で5人、最少で2人とキャリアの中で何度かの変遷を経てきたが、佐藤を代表とする音楽レーベルやマネジメント会社の設立、また2007年以降に故郷で主催している音楽フェス『京都音楽博覧会』など、独自のスタンスで音楽カルチャーを押し広げる活動を行ってきた。
ポストロックやエレクトロニカ、クラブミュージックなども取り入れながら都度変化してきたくるりの音楽性は、ウィーンからパリ、ロンドン、そして東京と制作環境を移しながら完成させたアルバム『ワルツを踊れ Tanz Walzer』(2007年)で、ロックと交響楽の融合による新たな次元の情緒表現へと到達する。岸田はそんなバンドの歩みについて「もともと洗練された音楽をやりたいと思っていたんですけど、いろいろ追いついてなくて。洗練されてないままずっとやってて、だんだん洗練されてきたんじゃないでしょうか」と語っている。
くるりにとっては、アバンギャルドで痛快な爆発力も、リリカルで内省的な歌も、いたずら心に満ちあふれたユーモラスな曲調も、どれ一つとして唯一の正解にはならない。心が動くその過程にこそ音楽の意味があるとでもいうように、いつでもリスナーの心の琴線を揺らしては通り過ぎ、次を目指す。岸田はこんなふうにも語った。「ドの音がドで、ミの音はミでみたいな感じで教わりますけど。やっぱり倍音成分っていうんですかね、何かの音を鳴らした時に、周りのコーティングしている色んなものって、とにかく情報量が多い訳ですよね」。そんなふうに音の余韻を追い求めながら、彼らの旅は続いてゆくのだろう。
- 出身地
- Japan
- 結成
- 1996年9月