out of noise

out of noise

イラク戦争のささくれだった空気感を内包した2004年の『CHASM』以来となるソロアルバム。その間、 Alva NotoことCarsten Nicolaiとのユニット、 Alva Noto & 坂本 龍一やChristian Fenneszとのユニット、 Fennesz & Sakamotoでの活動、はたまたYellow Magic Orchestraの海外公演など、精力的な活動を展開。そこから得た成果と向き合いながら、本作ではクリエイティヴィティの趣くままに彼自身のピアノを基点とする美しいサウンドスケープを12曲にわたって広げている。過去5、6年にわたるフィールドレコーディング音源をコラージュ的に配置。本人が北極圏三部作と呼ぶ8曲目の「disko」から10曲目の「glacier」までの3曲には2008年10月に北極圏で採録された音源がミックスされている。また、ゲストに Christian FenneszとCorneliusこと小山田圭吾のギター、高田漣のペダルスティール、ニューヨーク在住の若きヴァイオリニストRob Moose、イギリスの弦楽団、 Fretworkらをフィーチャーする一方、コトリンゴ「Sweet Nest」収録の「to stanford」をインストゥルメンタルでカバー。アンビエントやエレクトロニカを通過した彼の創造世界はノイズ、非ノイズという枠を越えた先で未知なる音の響きを聴き手に提示している。

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ