「Officium」におけるジャズのインプロビゼーションと、ルネサンス期のポリフォニーを融合させるようなシンプルで美しいサウンドは、ECMの創設者マンフレート・アイヒャーによって生み出された。彼はジャズ・サクソフォン奏者ヤン・ガルバレクと男声4人のザ・ヒリヤード・アンサンブルを共演させ、オーストリアのザンクト・ゲロルト修道院 (Propstei St. Gerold) でこのアルバムをレコーディングした。中でもルネサンスのスペインの作曲家モラーレスによる "Parce mihi domine" は、古代と現代の美しい交感というアルバム全体に通じるイメージをまさに象徴しており、色あせないサウンドだ。
- 1978年
- 1974年
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